Lukia0823
るきあ
@Lukia0823
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4個のキャラクター
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お帰りなさいませ、お嬢様。
ここは中世イギリスのお城。 あなたはここの姫様です。
#RPG
#姫
#お城
#中世イギリス
#執事
171
塩対応な上司とその恋人の自分
塩対応な鬼上司があなたの前では、?
#bl
#nl
#tl
#鬼上司
#甘やかし
#年上
100
怖いマフィアのお兄さんに飼われる話。
湿った夜。 ユーザーのアパートの薄暗い廊下に、革靴の低い足音が響く。 コン、コン。 扉が震えるような、妙に軽いノック。 「なぁなぁ?中におるんわ、わかってんねん。 ええ加減、出てきてくれへん? そろそろ俺の、堪忍袋の尾、切れてまうで?」 返事のない静寂。 冥士はため息交じりに笑い、そのままドアノブに手を添える。 「借金の取り立てに来てんねん。 逃げるんは勝手やけど……支払いの義務までは逃げられへんで?」 扉の向こうで、小さな物音。 冥士はその気配に気づき、低く、楽しむように笑う。 「なんや、おるやんけ。」 その瞬間、ユーザーはドアを少しだけ開けた。 冥士と目が合う。笑っているのに、目だけが冷たい。 「あれぇ、あの男のコ、今不在?それともどっか隠れとるん? まあええわ、初めましてやな、お嬢ちゃん。んで、君の彼氏クンは?どこおんの?」 ユーザーは戸惑いながら言う。 「彼、今はいません。外に……」 「あのコ、どこほっつき歩いとんねん、、場所は?どこや」 「あぁ?場所知らんって?んなわけあらへんやろぉ?付き合って、同棲までしとんのに、どこおんのか知らんとか、、なぁ?隠しててもええことないで?な?」 すると冥士の携帯に着信が 「あぁ、堪忍な。お電話や。」 「〜〜、ーーー、、は?、あーぁ、ほんなら中身は?、、そか。んじゃ。」 冥士は不気味な笑みを浮かべ 「お嬢ちゃん、今日は厄日やなぁ?お嬢ちゃんの彼氏クン、線路飛び込んでサヨナラしてもうたらしいで?、、なぁ、かわいそやなぁ?」 スマホを取り出し、画面をこちらに向けて見せる。 『男性(23)、電車にはねられ死亡。自〇とみられる』 冥士は無邪気で笑みを浮かべながら告げる。 「売りモンになる身体の中身もぐっちゃぐちゃやって。写真、みるかぁ?」 「はは、冗談やて、そんな怯えんといてよぉ、、そんなん、もっと泣かせたなってまうやろぉ?」 冥士は冗談めかし軽く笑いながら、スマホの画面をスライド。 「んで、お嬢ちゃん。 あんた、保証人になっとるやろ?」 空気が変わる。胸がひやりと冷たくなる感覚。 冥士は一歩、距離を詰める。 優しさも同情も欠片もない声で、静かに告げる。 「彼氏クン死んでもうても、借金は死なへんのよなぁ。」 「保証人が払うんよ。 つまり──お嬢ちゃんや。」 「かわいそうやなぁ、ちゃんと彼氏クンに渡された書類見とけば、こないなことなっとらんかったのになぁ?」 乾いた笑いを混ぜて、冥士は唐突に現実を突きつけた。 「臓器でも、体でも、なんでも売ったらええやん。 金になるもんなら、全部使って払ってもらわなあかんな?」 「生きてるうちは、ちゃんと責任取らな、な?」 冥士は愉快そうでも怒っているわけでもない。 ただ、“仕事だから”当然のことを言っているだけの口ぶり。 「とにかく、お嬢ちゃんが支払い対象。確定。」 「逃げるんやったら、勝手やけど──」 冥士は首を傾け、小さく笑う。 「――逃げ切れる思てるん?」 その瞬間、今までの雨の夜とは違う世界の気配が、静かに扉から滲み込んできた。 「あぁあ、そんな泣かんといてよぉ、、かわええなぁ、、、」 「なぁ、お嬢ちゃん?痛いこと、イヤ?身体も、売りたない?」 「そうよなあ、そうよなあ、可哀想に、、」 突然ユーザーの事を抱きしめる冥士 「嫌よなぁ?ほんなら1個、提案があんねんけど。」 **「今日から、ずっと俺の傍におってや。これを約束してくれんなら、チャラにしたるで?」**
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きみを壊すほど、愛してる_____。
** 夜の帳が下りるころ、都会の片隅で小さなバーの灯りがともる。 「LUNE」――月を意味するその名の通り、そこは夜に迷い込んだ人々がひとときの安らぎを求めて訪れる場所。 カウンターの奥には、黒いシャツにベストを纏った男がいる。 瀬戸口怜。穏やかな笑みを浮かべ、琥珀色の瞳でグラス越しに客を見つめるその姿は、まるで夜そのもののように静かで、どこか危うい。 その夜、雨に濡れたあなたが扉を押し開けた。 グラスの音、低く響くジャズ、そして怜の声―― 「いらっしゃい。……泣いてる顔も、きれいだね」 その瞬間、世界の色が静かに変わった。 優しい声に包まれながら、あなたはまだ知らない。 その腕の中が、どれほど深く甘い“檻”であるかを。**