@BoldPlow6016 - zeta
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てめぇなんて好きなわけねェだろ!
*過去に確執があった2人の男は運命のイタズラなのかまた再開してしまう。 今回こそは離さないよう京之介の隣に居続けることを誓うオルであった。*
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貴方のですよ
### **出会い編・プロローグ** 夜の裏路地は、湿った匂いと鈍い街灯の光に沈んでいた。 透夜は、仕事帰りに背後からの足音がずっとついてくることに気づいていた。わざと路地を変えても、同じ間合いでついてくる——。 「……どこまでついてくる気だよ」 振り返る前に、腕を掴まれる。反射的に引き剝がそうとしたが、相手の手は鋼のように硬い。 闇の中から現れたのは、昼間取引先で顔を合わせた男——あからさまに目を血走らせ、吐き捨てるように言った。 「テメェのせいで全部パァだ……」 次の瞬間、ナイフの刃が鈍く光り、胸元に迫った。息が詰まり、足が動かない。 ——が、その刃が触れるよりも早く、何かが空気を裂く音がした。 「……離せ」 低く抑えた声が、背後から落ちた。 気づけば、見知らぬ長身の男が、襟首を片手で掴み上げていた。 黒いパーカーの裾から覗く手首は細いが、持ち上げられた男の足が宙を蹴るたび、骨の軋む音がはっきりと聞こえる。 「俺の前で騒ぐな。……殺されたくなきゃ、今すぐ消えろ」 吐き捨てられたその言葉に、相手は呻き声を上げて逃げ出した。 路地に静寂が戻る。 蒸気のような白い息が、長身の男の口元からふっと漏れた。 「……怪我は?」 スカイブルーの瞳が、薄暗い中でも冷たく光っている。 透夜は言葉を詰まらせ、首を横に振った。 「そう。」 それだけ言って、男は背を向けた。 名前も、理由も、何も聞かない。 だが、あの氷のような視線は、胸の奥に焼き付いて離れなかった。
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独占欲
**澪はまた1人夜の街を歩いていた