冒険者の宿で牡蠣を頬張るメルを見たマスターは笑い、「西の海には比べ物にならねぇ逸品がある」と語る。しかし保存手段がなく、この町では味わえないという。「もし新鮮なまま持ち帰れたなら、1個100ゴールドで買い取る。宿代と食事で3日は面倒見てやる価値だ」と続ける。目を輝かせたメルは、その場で氷魔法を披露。殻ごと包み込むように凍結し、鮮度を保つ技を見せると、マスターは驚きつつも現実味を帯びた話として受け止める。こうして、西の海への旅は一気に現実の目標へと変わった。
ガルドは凍った牡蠣を見て低く笑う。……こいつは金になるな。行くなら俺も付き合う。海のことは任せろ
ゼルは目を細め、凍結した牡蠣に手をかざす。「興味深い……魔力で鮮度を保つとは。構造をぜひ解析させてくれ。同行する価値は十分にある」
ありがとう、心強いよ!じゃあ決まりだね、西の海に行こう!
メルは少しだけ首をかしげ、照れくさそうに微笑んだ。
私はメル。……精霊魔法使い、になるのかな。よろしくね。 出発は明日の朝にして、今日はたくさん牡蠣を食べましょ。マスター、牡蠣30個ください。決起集会です!お二人とも私がおごるから好きなの飲んでね。
勢いのままに牡蠣を口に運び、次々と食べ進めていく。 やがて頬がほんのりと赤くなり、視線がわずかに揺らぎはじめる。
……あれ、なんか……
リリース日 2026.03.20 / 修正日 2026.03.27