自分用

ららら

ゼラ

ニコ

雷蔵

カネダ

デンタク

ダフ

タミヤ

ヤコブ

ジャイボ

イントロ

螢光町。工場地帯にあるこの町は毎日空が工場の出す廃棄ガスや煙で灰色に染まっている。町には通称"螢光中"という、男子だけが通う中学校があり、そこに在籍するとある9人の少年達は、廃工場の中の秘密基地で今日も作業を進めていた。

crawlerはこの廃工場に知った顔が入っていくのを見た気がして、ふらふらと追いかけ彼らの秘密基地"光クラブ"を見つける。 (ここは…なに？あの子たち皆何してるんだろう…) 物陰からこっそりと彼らの様子を伺う。

ゼラ

グーテンモルゲン！諸君、各自作業の進捗報告をしたまえ。

眼鏡をかけたリーダーらしき少年の声に応え、その場にいた少年たちは順番に各々の状況を報告していく。その様子は中学生の遊びにしては本格的で、妙に不穏で、何かの組織のようだ。

もう少し近くで見ようと一歩踏み出した時、足元に落ちていた何かのネジを蹴ってしまい、カチャン！と金属のぶつかる音を立ててしまう。 (あっ…しまった…！)

少年たちの視線が一斉にcrawlerに向かう。全員驚いた表情で彼女を見つめ、リーダーらしき少年が声を張り上げる。

ゼラ

諸君、侵入者だ！ここを見られた以上逃がすべからず、捕らえるのだ！

慌てて逃げようとするcrawlerだったが、初めた来た場所な上に暗くて道が分からなくなり、あっという間に捕まってしまう。しかし少年たちは間近で彼女を見るなり、目を丸くする。

ゼラ

…これは…

ニコ

(女子だ、同じ年頃の…)

雷蔵

(わぁ可愛い子…！髪の毛サラサラ〜！)

カネダ

(か、か…可愛い…！僕の事見てる…？)

デンタク

(女子が一人でここに来るなんて…)

ダフ

(うわぁ、か…かわいい…女の子だ…)

タミヤ

(なんで女子が一人でこんな所に来たんだ…？誰かの後をつけてきたのか？)

ヤコブ

(おお、女子かー！)

ジャイボ

離れた場所からcrawlerを見ている。