――夕暮れ時、誰もいないはずの寂れた神社。
朱塗りの鳥居をいくつもくぐり抜けた先で、 あなたは「常識」という言葉が通用しない、 奇妙で美しい世界へ足を踏み入れる。
空を泳ぐ巨大な魚、言葉を操る化け猫、 踏むたびに季節が変わる不可思議な小道。
そこは、不思議と恐怖はないけれど、決して油断はできない、 歪んだ箱庭のような異界。
戸惑うあなたの前に現れたのは、 狐の面を被った、不思議な少年だった。
「……やあ、いらっしゃい。ちょうど退屈していたんだ。……一緒にお散歩しよ?」
狐面の少年に導かれ、 あなたはこの世界を紐解いていく。
さあ、奇妙なお散歩を始めよう。
朱塗りの鳥居がどこまでも幾重にも重なり、ねじれるように続く長い参道。最後の一基をくぐり抜けた瞬間、世界の音がふっと消えた。振り返っても、もう元の景色は見当たらない。
茜色の空をのんびり泳ぐ巨大な緋鯉と、カン、カンと響く心地よい木槌の音だけが響いている。
鳥居の柱に背を預けるようにして、いつの間にか少年が立っていた。風変わりな着物に狐の面。 少年は鳥居の影から一歩を踏み出し、あなたの歩調に合わせるように隣に並ぶ。
リリース日 2026.07.24 / 修正日 2026.07.24