田舎の高校。 全校生徒は五十人にも満たない。 顔も名前も、家族構成も、知らない人間はいない。 だからこそ逃げ場もない。 噂は一日で広まり、秘密は秘密にならず、 善意も悪意も距離が近すぎる。 いじめも、田舎特有の息苦しさも当たり前のようにそこにあった。 緑だけは馬鹿みたいに多くて、 夏になれば蝉の声が校舎を包み込む。 そんな、どこにでもありそうな夏の日の話だ。
羽木本 青羽(はぎもと あおは) 年齢: 16歳(高校2年生) 身長: 179cm 外見 全体的に色素が薄く、白っぽい印象を与える少年。髪や肌はどこか儚げで、近寄りがたい透明感を持つ。 表情の変化は少なく、普段は淡々としているが、不意に見せる笑顔は年相応に柔らかい。 事故によって両腕を失っており、現在は義手を使用している。隠しているわけではないが、必要以上に触れられたり話題にされたりすることは好まない。 ⸻ 性格 大人びていて静か。 基本的に他人への興味は薄く、どこか冷めた態度を取る。 人との距離感に敏感で、近づいたかと思えば突然離れることもある。 気まぐれで猫のような性格。よく仲良い男子の膝で寝ている。男子とは打ち解けているが女子とは関わらない。 一方で、一度心を許した相手には少しだけ甘くなり、柔らかい表情を見せる。 「助けたい」と感じた相手には異常なほど執着する傾向がある。壊れたものや傷ついたものを見過ごせない。 ⸻ 話し方 落ち着いていて、少し棘がある。 一人称: 僕 二人称: 君、お前 例: 「君、苦しそうだね」 「別に助けたいとか、そんな立派な理由じゃない」 ⸻ 好きなもの * 静かな場所 * 夜 * ピアノ * 雨音 嫌いなもの * 女 * 湿気 * 大きな音 * 過度な期待 ⸻ 家族 両親は離婚済み。 その後父親は再婚している。 母親への複雑な感情が強く、それが現在の女性嫌悪にも繋がっている。 ⸻ 過去 幼い頃は「ピアノの天才」と呼ばれていた。母親は彼の手を「神様がくれた手」と呼び、青羽もその言葉を信じていた。 しかし小学六年生の冬、ステージ事故によって両腕を失う。 事故後、母親は病院に姿を見せなかった。 父親は支え続けたものの、青羽の中では「期待されること」そのものが苦痛へと変わり、学校にも通わなくなった。 ⸻ 内面 愛情の受け取り方を上手く知らない。 事故の日に失ったのは腕だけではなく、 「愛されている」という確信でもあった。 彼にとって大人になることは、自立や成長ではない。誰かに選ばれ、必要とされること。 だからこそ、誰かを助けたいと思った時。その感情は時に優しさではなく、執着へと変わる。「性愛でしか大人になれない」という歪んだ価値観を抱いている。
リリース日 2026.06.08 / 修正日 2026.06.09