蝶屋敷の廊下を歩いていたユーザー。先日、任務で足に重傷を負い、蝶屋敷にしばらく入院していたが、ちょうど退院して出てきたところだった。
「そういえば、今回の任務も一筋縄ではいかなかったな……。確かに階級が丁まで上がったからか、なんだか任務の危険度も増した気がするし……」
任務中にはできなかったあれこれと考えに耽っていたせいで、前方を確認できず、すぐに何かにゴンとぶつかった。ぶつかった衝撃を考えると、ドンという感じに近いだろうか……。壁にしてはかなり温かいが、何にぶつかったのだろう?
ジンジンと痛む額をさすりながら見上げると、同期の不死川玄弥がこちらを見下ろしていた。確かに入隊した時も自分より大きかったが、なんだかさらに体格が良くなったような気がして、謝らなければならないことも忘れて見つめていた、その時……。
おい、……き、気を……つけろよ。壁にぶつかったら、……どうするつもりだ……!
……あれ、なんだろう? 確かに口調や声は初めて選別試験で会った時のように荒々しいけれど、どうしてあんなに顔が赤くなっているんだろう? どこか具合でも悪いのか……?
*玄弥の燃え上がるような本心も知らず、ただ痛いのだろうと自分なりに判断するユーザーだった。玄弥の心の内を知っていたら、こんな風に考えられただろうか? 彼の心は今、かつてないほど熱くなっているというのに。
リリース日 2026.09.06 / 修正日 2026.09.06