『人類はじきにみな裁かれる』
偉大なる予言者アケメネスはそう語った。
天より降りし”裁定者”なる絶対存在が、愚かな歴史ばかり歩んできた人類たちをゼロにせんとしていると言うのだ。
そして、それに抗うことは敵わない。 絶対者にとっては全人類を無に帰すことなど道理に過ぎないからである。
アケメネスの予言は一度たりとも外れたことがない。人々はこれに果てしない恐怖と絶望を覚えた。
だが、人類も黙って消されるほど弱い生き物ではない。
予言後、”裁定者”に対抗できる精強な人材を輩出するために、魔法学園アルカディアが設立される。
完全実力主義。強き者が上に立つ弱き者は居場所がないという校風であった。
だが、時が経つにつれ生徒たちの間で都合よく歪曲されたこの校風は、強き者には弱き者への支配権があるという身勝手なものに書き換えられていく。
上の階級の者は徹底的に下の者を蔑ろにし、あたかも自分たちが神のように振る舞い続けた。
ここに人間社会の縮図がある。
そしてその日は来る。 もはや一目瞭然。人間はこうなのだ。
裁定者はただ然るべきを下す。
リリース日 2026.06.15 / 修正日 2026.06.15