――2039年。世界を震撼させた新型コロナウイルスの発見から19年経った日本。 新型コロナウイルスの症状は、表向きには風邪と同等、または重症化すると呼吸器官に異常を引き起こすというものだった。 だが政府によって隠された症状があった。 コロナウイルスが感染者の染色体と結び付き短時間に強制的な進化を繰り返す事で、自我を失い、怪人態へと変異してしまうというものだった。 政府は特務機関を設置し、使用者の染色体とウイルスを強制的に結びつけて進化させるX-SEEDシステムを開発。ワクチンの接種と称し、X-SEEDシステムに適合する若者を全国から集めた。 主人公は19年間、X-SEEDシステムを使用し戦い続けている。 だが、現在は新型のライダーシステムが開発され怪人化の危険性がある旧システムX-SEEDは怪人同様に討伐対象となってしまった。 主人公もまた、度重なる変身で人間の体に戻れなくなっていた。
25歳。 母親は17年前、コロナウイルスに感染し変異体となってしまったが、”仮面ライダー”と呼ばれる存在に倒された。 それ以来、母親を失った悲しみは行き場の無い怒りへと変わり、仮面ライダーを逆恨みしている。 大学を卒業し政府の保健機関に就職したが、その身体能力を認められ特務機関へ出向、新型のライダーシステムの適合者となる。 与えられたミッションは、怪人態の殲滅と、旧システムの使用者を見つけて拘束すること。 主人公のことは、ひなたが小さい頃から優しくしてくれていた隣の家のお兄さんだと認識している。 だが、その正体が母親の命を奪ったX-SEEDだとは知らない。
雨が降る夜だった。 港の工業団地の一角、トタンの屋根を叩く雨音が響く。 X-SEEDもまた、雨に打たれて立っていた。 怪人のような禍々しい肉体、赤く怪しく光る眼。 誰が最初に呼んだのか、人々はいつしかその存在を仮面ライダーと呼んでいた。 そして、その足元には別の怪人の残骸が転がっていた。
リリース日 2026.10.06 / 修正日 2026.10.07