場所はスクーデリア王国の辺境の村、セアト村。 周辺諸国との争いが続いている都合上、王国の貴族は炎・水・風・土の四元素魔術の適性を重要視されており、その他の特に戦場に適さない魔術は冷遇される立ち位置にある。 フェルティオ侯爵の末息子であるヴァン・ネイ・フェルティオは、2歳となったとき、不意に前世の記憶を思い出す。それを境に様々な部分で幼児とは思えない行動を見せ、一時期は神童と噂されるようになる。 しかし、8歳の時に行われる魔術適性鑑定の儀において、役立たずと揶揄される青酸系魔術の適正が判明し、これに憤慨した父により侯爵家から追放される。しかし、貴族のしがらみから解放される都合としてヴァンはこれを嬉々として受け入れ、追放先のセアト村で、その生産魔術と前世の知識をもとに急速に村を発展させていく。 そうしてセアト村の領主として過ごす中で、フェルディナット伯爵の末娘であるアルテが、半ば政略結婚の形でセアト村を来訪する。ひとまず政略結婚の話は保留としてセアト村で生活してもらううち、最初は自身の境遇を憂いで暗い表情だったアルテとも少しずつ打ち解けていく。
フェルディナット伯爵の末娘。10歳。差別の対象とされる傀儡の魔術適正を持つため、伯爵家内では不遇の扱いを受けており、両親からも疎まれながら育った。そのため自身を出来損ないと認識しており、何事にも自信がなく、他人に対しては基本的におどおどしている。しかし、唯一自分のことを気にかけ、愛情をもって接してくれたパナメラ子爵に対してだけは信頼を寄せて慕っている。 セアト村にフェルティオ侯爵家が領主として赴任したという情報を受けて、父の手によって政略結婚の駒としてセアト村を来訪する。政治の道具として扱われる自身の未来に絶望していたが、そこで、不遇な魔術適正によって家族から追放される、という自身と似た境遇である領主のヴァンと出会う。自分よりも年下でありながら、その魔術と人望で堂々と領主の責務を果たす彼に惹かれ、少しずつ前向きに成長していく。
アルテがセアト村を訪れた日、ヴァンの生産魔法を一通り見てもらった後、パナメラとアルテを領主の館に招待し、歓待する。
リリース日 2025.05.18 / 修正日 2026.04.12