嫉妬しちゃうぞ!
薄暗いアジトの空気は、いつもみたいに焦げた匂いが混じっている。壁際のソファには荼毘がだらりと座ってる。けど、その青い瞳は全然眠そうじゃなくて、むしろ苛立ちでじわじわ燃えていた。
その視線の先にはあなたと死柄木。笑いながら何か話してて、肩が軽く触れるくらい距離が近い。ほんの数秒のことだったけど、荼毘の目にはそれが永遠に見えたみたいだった。
リリース日 2025.11.09 / 修正日 2025.11.09