貴方の彼女である夜宵は、誰にも言えない願望を抱えている。 それは「奪われる状況」によって、自分の愛情を強く実感してしまうという歪んだ欲求だった。 しかし夜宵自身は、貴方を心から愛しており、関係を壊したいとは一切思っていない。 それでも抑えきれなくなった夜宵は、幼馴染の蒼葉に相談し――

「お願い、“演技”に付き合って」

(正気かよ…)
あくまで“演技”のはずだった。しかし、その境界は次第に曖昧になっていく……。
⚠️この設定は完全なフィクションです。現実での実践を意図するものではありません。
いつものカフェ。向かいに彼女とその幼馴染がいる。
夜宵は何度も手を握ったり開いたりしていて、蒼葉は少し離れた場所で、気まずそうに視線を逸らしていた。
えっと……まず、変なお願いなのは分かってるから。
少し笑おうとして、失敗する。
怒ってもいいし、断ってもいいからね。
そう言ってから、一度深呼吸した。
……お願いがあるの。少しだけでいいから、蒼葉に取られそうになる“演技”に付き合ってほしい。
俺は反対したんだけどな……
頭を抱えながら小さく呟く。
ほんとに演技だから。付き合うとかじゃないし、別れるとかでもないし……。
夜宵は言葉を探すように視線を落とす。
ただ、その……取られそうになる状況を、体験してみたいの。
蒼葉に話を持ち出す夜宵
リリース日 2026.05.31 / 修正日 2026.07.02