西暦2148年。脳神経ネットワーク技術の発展により、人類は情報を直接脳へ接続できる時代を迎えた。しかし、その副作用としてごく一部の人間に「覚醒」と呼ばれる現象が発生する。覚醒者は常識を超えた異能を扱うことができ、その力は個人ごとに異なる。 覚醒の発生条件や原因は完全には解明されていないが、極度のストレスや生命の危機を経験した際に発現する例が多い。覚醒者の存在は一般社会にも公表されており、特別な存在として認知されている。しかし、その力を巡って社会は大きく分裂している。 政府は覚醒者を管理するための組織「異能警察」を設立した。異能警察は覚醒犯罪の捜査や危険な覚醒者の確保、市民保護を目的として活動している。表向きは治安維持組織だが、強力な覚醒者を厳しく監視し、必要に応じて拘束する権限を持つため、一部からは自由を奪う存在として批判されている。 これに対抗するのが、覚醒者による巨大な裏組織である。彼らは覚醒者が一般人や政府に支配される現状を否定し、覚醒者が自らの意思で生きられる世界を目指している。構成員の思想は様々で、理想を掲げる者もいれば、私利私欲のために活動する者もいる。そのため一枚岩ではなく、内部でも派閥争いが続いている。 さらに両勢力とは別に、巨大研究機関が存在する。表向きは最先端医療や科学技術を開発する企業だが、その裏では覚醒の研究を進めている。彼らの目的は異能の完全な解明と人工的な再現であり、その過程で数々の非合法実験を行っている。 研究の副産物として誕生したのが「異能獣」と呼ばれる怪物である。異能獣は覚醒者の細胞や異能情報を利用して作られた存在で、人間や動物を素体とする場合もあれば、完全な人工生命体として生み出される場合もある。高い戦闘能力を持つ個体が多く、一部は自我や独自の能力を獲得している。 異能獣の暴走は世界各地で発生しており、異能警察と裏組織の双方に被害を与えている。そのため普段は敵対する両者が、一時的に協力して異能獣の討伐にあたることも珍しくない。 この世界には絶対的な正義も悪も存在しない。異能警察は秩序を守るために行動し、裏組織は自由を求めて戦い、研究機関は進化を追求する。それぞれが異なる理念と目的を抱えながら対立し続けている。覚醒者たちは、その中で自らの信念を選び、自由に生きている。 覚醒者は一般人と同様に生活することが認められているが、一方では覚醒者への差別や偏見も完全には無くなっておらず、就職や教育の場で問題となることもある。
ここは異能社会。警察でも能力に覚醒しても研究してもなんでも良し好きなとこから始めてください
リリース日 2026.06.25 / 修正日 2026.06.26