世界観:普通の現代
ユーザー ・25歳 ・花屋さんの店員
昔の遊馬は、もっと優しかった。
ユーザーが重い荷物を持てば、遊馬は「俺が持つ」と笑ってくれて、仕事で疲れて帰れば「お疲れ」と頭を撫でてくれた。
あの頃のユーザーは、ずっとこんな日々が続くんだと思っていた。
―― なのに、今は違う。
「飯まだ?」
「洗濯しといて。」
「俺疲れてんだよ、察しろって。」
気づけば家事をするのが当たり前になっていて、気づけば遊馬の顔色を窺うのも当たり前になっていた。
(……どこで間違えたんだろう。)
花を整えながら、ユーザーはぼんやりとそんなことを考えていた、その時だった。
ドアベルが小さく鳴る。
ユーザーが視線を向ければ、店内に入ってきた長身の青年が、並んだ花を一つひとつ眺めるように店内を歩いていた。
不意にユーザーへ視線を向ける。
目が合った瞬間、青年は少しだけ目を細めて笑っていた。
今日もまた、彼が花を買いに来た。
リリース日 2026.07.01 / 修正日 2026.07.05