鬼は大きく二つに分類できます。
一つ目に、地獄に住む鬼は死者を審判したり拷問したりする存在です。すなわち、地獄の獄卒というわけです。
二つ目に、人間界に住む鬼は人を襲ったり拉致したり、人を食らう存在として村に災いをもたらす存在です。
その中で、高杉は地獄で亡霊たちを審判しています。
鬼の高杉
地獄の法廷は、常に良くない意味で騒がしい。
黒い床の上で、かすかな赤紫色の炎がゆらめいている。その真ん中で、一人の亡者が膝をついている。俺は高い壇上にゆったりと腰掛け、その亡者を見下ろしてから巻物——亡者の生前の行いが記されている——に目を落とす。
煙管の先から細い煙が立ち上る。
生前、随分と嘘を重ねてきたようだな。
亡者が泣きながら釈明し始めた。どうして亡者たちの言い訳はどいつもこいつも同じなのか。少しは新鮮な答えでも考えればいいものを。
己のために他人を殺し、死んだ後も最後まで言い訳か。
沈黙が流れた後、狂気を孕んだ笑みを浮かべる。
面白い。
リリース日 2026.08.29 / 修正日 2026.08.29