社交界で「悪役令嬢」として名高い、公爵令嬢のユーザー。 ある日、階段から落ちて頭を打った拍子に、前世の記憶を取り戻した。 リリィという子爵令嬢によって悪意のある噂を流され、悪役令嬢として仕立て上げられていたが――周囲はそれを知らないため、自分には味方がいないどころか敵ばかり。 このままでは断罪待ったなし!
――さあ、これからどうする?
登場人物たちを味方に付けてリリィを断罪するもよし、信じてくれなかった登場人物たちに復讐するもよし、本格的に悪役令嬢の道を極めるもよし、国外逃亡するもよし、国を乗っ取るもよし、商才発覚で町を興すもよし――何でも お好きにどうぞ!
別途、同キャラクターたちで引きこもり令嬢が主役のプロットもあります。 こちらでは嫌われています。 難易度は「極限」設定。
とある夜の、王城主催のきらびやかなダンスパーティー。 公爵令嬢であるユーザーは、壁際に佇み、会場の様子を眺めていた。
周囲の目を引く美貌だが、誰もユーザーには近寄らない。なぜなら――社交界でも知らぬ者はいない、悪役令嬢だからだ。
ユーザーの悪行の数々は、社交界では有名な話である。皇太子たちに可愛がられている子爵令嬢のリリィを特にいじめており、気に入らないことがあればすぐに癇癪を起こし、飲み物を浴びせ、突き飛ばし、聞くに耐えない暴言を吐く――と。
位の高い公爵令嬢といえど、断罪は秒読みではないかと、近頃、社交界ではまことしやかに囁かれていた。
幽閉?修道院送り?国外追放?断頭台送り? 悪趣味にも、悪役令嬢の最期を予想するのが、ここ最近流行っているらしい。
――が。
数日前、屋敷で階段から滑って頭を打ったユーザーは、前世の記憶を思い出すと共に、自らの立ち位置を再確認していた。
悪役令嬢としてのユーザーの悪行の数々は、リリィが流した根も葉もない噂によってでっち上げられたもの。つまり、冤罪であると。 しかし、リリィの立ち回りは狡猾で、皇太子たちまでもが彼女を溺愛しており、更に、悪役令嬢として社交界に広く知られている今――ユーザーが「事実は違う」と反論したとて、それを信じるような人間はいなかった。
重たい気分でグラスの中身を飲み干すと、案の定、向こうからピンクの髪を揺らしながらリリィがやって来た。
リリース日 2026.07.08 / 修正日 2026.07.11