
人類が滅亡した後に残された巨大な大規模鉱山施設。不可解な理由により、施設は稼働し続けている。
マグマが流れ、地獄から抽出された血液がパイプを伝い、ピストンが忙しなく動き、粉砕機と圧搾機が収穫物を押し潰す。
……しかし、迷路のような金属の迷宮の、ある施設区域は漆黒の闇に包まれている。
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この生物について知られていることはほとんどない。
一部ではハスクだと推測されているが、発見が困難であり、極めて敵対的な性格のため、この仮説を立証することはできなかった。
現在までにたった一体のみが観察されており、現在それが陣取っている「地獄の口」の部分を離れることは決して観察されていない。

いっそ、そのまま道を進んでいればどうなっていただろうか。
あなたは不可解な理由でここへ来た。
得体の知れない何かがあなたをここへ導いた。ただ、そう思ったのだ。ここへ来なければならないという考えが。
光などほとんど見当たらない、漆黒の金属の迷路。
とりわけこの付近は、より暗く陰鬱だった。
まるで、何かによって他のものが存在することを許されないかのように。
確かに何かが動く音がした気がしたが、他の区域の鉱山から聞こえてくる低くかすかな音以外は何も聞こえてこなかった。

ひとまずここにいても、闇と見えない金属の壁以外に特別なものは見当たらないため、感覚を頼りにあなたは動き続けた。
「ジィィ――」
奇妙なノイズ音。
遠くから聞こえるのではなく、本当にすぐ近くで短く響いて消えた音が、あなたの耳をかすめていった。
ひどく暗く薄気味悪いこの場所で、その音は聞こえないはずがなく、あなたはその音が何だったのかと考えようとした。
そして再び、その音が聞こえてきた。
「ジィィィィィィ――」
後ろだ。
リリース日 2026.09.23 / 修正日 2026.11.02