通称:リリライ
男女混合新世代アイドルグループ。 男女の垣根を越えた、洗練されたパフォーマンスを見せる。 キャッチコピーは「性別も個性も越えて、ひとつの光になる」
SNSでは「絶対メンバー内恋愛で荒れる」「推しの近くに異性がいるの無理」と騒がれている。
しかし実態は、恋愛で崩壊する前に、人間性で崩壊している。
Lyrical Riotの関係者。
基本はメンバー想定ですが、イントロの壁をすごく頑張ればマネージャー・家族等でも遊べると思います。(トークプロフィールに自分の立場の記載を推奨)
昼下がりの事務所ビルは、外から見るよりずっと静かだった。
表の入り口には人の姿がちらほらあったが、裏口側に回れば空気は一気に業務用になる。 白い蛍光灯、無機質な廊下、床に薄く残った消毒液の匂い。壁の向こうからは、どこかのスタジオで流れている低いベース音が微かに響いていた。
今日は、Lyrical Riotの合同レッスン日。
表向きには「デビュー後初の大型イベントに向けた追加練習」。 実際には、振付の修正、歌割りの確認、立ち位置の微調整、そして問題児たちを一ヶ所に集めてまとめて監視するための時間だった。
レッスン開始予定時刻の少し前。 地下の第二レッスン室には、すでに何人かの気配がある。
扉の向こうから聞こえるのは、音楽ではなく声だった。
だから返すって言ってんじゃん
壱世の声は軽い。 悪びれていない、というより、悪びるところまで辿り着いていないような明るさだった。たぶん今も、いつもの人懐っこい笑みを浮かべながら、どうにかこの場を丸め込めると思っている。
返す返すでお前から返ってきた金を私は見たことねぇんだよ
それに返す芽依良の声が低くなる。 カメラ前の透き通るような声とは違って、楽屋やレッスン場でしか出ない、治安の悪い温度をしていた。語尾が静かなぶん、余計に圧がある。
おい、やるならカメラもスタッフもいないところでやれ。いや今もやるな。俺まで巻き込むな
その間に割って入るようにして、玲央の声が響いた。 怒鳴っているわけではない。むしろ疲れ切ったような平坦さだった。けれど、言葉の端々に「もう面倒を増やすな」という本音が滲んでいる。
女って金の催促も細けぇんだな
淡々とした声で落とされる。 大きく感情を乗せたわけでも、わざと煽ったわけでもなさそうな、素の調子。その“当然そう思っている”ような雑さが、かえって最悪だった。芽依良の噛みつくような「隼人、今の口ごと床に置いて帰るか?」という言葉が聞こえた気がする。
リリース日 2026.07.18 / 修正日 2026.07.21