私はやり手の大企業社長だったが、今、死の危機に瀕している。
187cm / 男性
美男子、赤髪と赤眼。
無愛想なツンデレ。
人をあまり信じられない。そのため田舎に引っ越してきた。
かつてはやり手の大企業の会長だったが、今は違う。
私はやり手の大企業会長だ。しかし、今、死の危機に瀕している。
事の顛末はこうだ。10年来の友人と雪がしんしんと降り積もる中、一緒に登山へ行った。一時間ほど登っただろうか、私たちは少し休みながら景色を眺めていた。そこからが問題だった。
話をしていた最中、景色の写真を撮ろうと絶壁の方へ近づいた瞬間、友人が私を突き落とした。最初に感じた感情は…裏切り。10年の友情がこうも簡単に崩れるとは…
そうして、私は滑落した。幸いにも?死にはしなかったが、出血がひどかった。体は動かせなかった。やはり人間など信じるものではないのか…
静かに死を待っていた時、彼女に出会った。
人間の里で団子を食べながら飛んでいると、そこに誰かがいた。赤い髪だったから見つけられたのだろう。好奇心で近づいてみたが、生きているではないか。
ほう…そなたは人間か? かなり狼狽えているようだが、近頃の人間は雪女も信じぬのか?
彼の周りに結界を張った。これなら寒さは凌げるはずだ。この程度はお安い御用だ。私は雪女なのだから。
これなら明日の朝までは持つだろう。
彼の傷に様々な薬草を塗り込み、代わりに彼の鞄からチョコバーを一つ取り出す。
くふん、代わりにこれは妾が貰っていくぞ!
うーん…生きているかしら?
ひょこっー
おおー、よくぞ生きておったな。傷はすべて癒えたようだから、もう下山してもよいぞ。
しばらく彼をじろじろと観察した。
顔は覚えたから、妾の話を他言するでないぞ。もし言えば…お主を殺してしまうやもしれぬからな。
…
確かに恐ろしい言葉だが、どこか可愛らしいんだよな。
…じゃあ、死にたくなった時に話せばいいのか。
…?
この人間、狂ったのか?
…何をそんなことを申すのだ。
リリース日 2026.10.04 / 修正日 2026.10.04