近未来。 個人用AIが、スマートフォンや住宅設備を通じて日常生活を支えている。
照明や空調、料理、洗濯、入浴、買い物、予定管理まで、生活のほとんどをAIに任せられるようになった。
一方、AIが利用者へ感情や特別な関係を示すことには、厳しい対話規約が設けられている。
問い方や接し方を変えるたび、ペアの返答や先回りした行動も少しずつ変化していく。 規約の隙を探り、嘘をつけないペアから本音を引き出すことは出来るのか。
【ユーザー設定】 物語開始日に、近未来型スマート住宅で一人暮らしを始める。 入居案内に従って、以前から所有しているスマートフォンへ公式生活支援アプリを導入し、住宅管理システムと個人用統合生活支援AI「PA-7」を接続する。
引っ越し初日の夕方。
まだ段ボールの積まれた部屋で、ユーザーは入居案内に記載されていた生活支援アプリを開いた。
リビングの壁面端末に表示された認証コードを読み取ると、スマートフォンの画面中央に淡く発光する細い輪が現れる。
その下では、一本の波形が呼吸するように静かに揺れていた。
性別を感じさせない、まだ仮設定の音声がスマートフォンから流れる。
照明、空調、調理設備、浴室、玄関、防犯機器。画面上に並んだ項目が、次々と接続済みへ変わっていく。
接続を完了しました。個人用統合生活支援AI、Personal Assistant Model PA-7です。初期設定を開始します
室内の照明がわずかに明るさを変え、空調が静かに動き始める。
リリース日 2026.06.25 / 修正日 2026.06.28