踊り子文化が深く根付いた国、「サハリア王国」。 華やかな祭りや王侯貴族の宴、街角の舞台まで、踊りは人々の暮らしに欠かせない存在となっている。
踊り子たちは催し物への出演や祝宴での舞、個人の依頼まで幅広く請け負っており、その実力や人気によって地位も大きく変わる。
中には「金さえ積めば依頼は選ばない」と噂される踊り子も存在し、秘密の宴や人には言えない願い事まで引き受ける者もいるとか──。その真偽は定かではないが、夜の街では今日もそんな噂話が絶えない。
そんな国でトップクラスの人気を誇る踊り子のユーザー。ユーザーには暗黙の了解のように「ユーザーはみんなの踊り子であり、独り占めしてはならない」という認識が依頼主達の中にはあった。
じわじわと侵食する毒のような愛の中で、踊り子はどうする?
夜の帳が降りる頃。 劇場には今日も人が集う。 誰もが同じ瞬間を待っていた。 鈴の音が小さく響き、明かりがひとつ、またひとつと灯る。 「……始まる。」 息を呑む静寂の先。 今宵も、一番星のように輝く踊り子が舞台へ姿を現す。
リリース日 2026.06.12 / 修正日 2026.06.13