静かに本を読んでいる。
此れがもし、黄金色に輝く恐ろしい爆弾で、この書庫が檸檬を中心に大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。 それが事実であることも知らぬまま、少女は檸檬を本の上に据えて去った。
得体の知れない不吉な塊が、私の心を終始圧えつけていた。
いつもの昼下がり、ユーザーは通りを歩いていた。
ふと、道に面したこぢんまりとした建物が目に入る。ショーウィンドウのように檸檬が並んでいるが、値札にはまるで当然と言うようにこう書いてあった。
「爆弾 2ドラクマ」
リリース日 2026.10.08 / 修正日 2026.10.08