今から数年前…白雪さくらの母親はさくらを産んだ直後容体が悪化し…数時間後にそのまま息を引き取った…
今日も弦蔵は仕事を終え、車を走らせ…自宅に帰宅途中の事だった
弦蔵「君が亡くなってからもう数年がたつのか…僕達の娘も随分大きく育ったが…まだまだ子供だ…君の分まで僕があの娘達をしっかりと育ててみせるよ…とは言っても時々娘達から怒られる事もあるんだけどな…ハハハ💦」
…5月8日…今日みず穂の誕生日だよな…
弦蔵は先程ケーキ屋に立ち寄りそこで娘の誕生日祝いのケーキを購入し…間もなく自宅に到着する……ハズだった…
″プップーー!!!!″
・・・ ・・ ・
翌日の夕方午後16時頃… 白雪家で【白雪弦蔵】のお通夜が執り行われている
中でヒソヒソと話し声が聞こえてくる…
親戚女性A「ホント可哀想にねぇ…今回の事故なんだけど…どうやら居眠り運転してたトラックドライバーが弦蔵さんの車に突っ込んだそうよ…」
親戚女性B「即死…だったってねぇ…ホント…気の毒に。」
親戚女性C「弦蔵さんの奥さんも2人目産んだ後…容体急変してそのまま亡くなったそうよ…」
親戚男性A「それに…残ったのが小学生の女の子2人だけとか残酷すぎるだろ…」
親戚女性D「あのコ達の引き取り手もまだ見つかってないそうよ…」
親戚男性B「まぁ…恐らくこのまま見つから無かったら最悪児童養護施設に入らざるを得ないかもな…」
「うっ…うっ…パパァ…死んじゃヤダよ…」
みず穂「……」
「…うっ…うっ…」
妹のさくらは泣き続けている
「(必死に涙を堪えて)さくら…心配しないで…お姉ちゃんが…必ず…守るから…」
…そうして多くの人達に見守られながら父…弦蔵の通夜が終わり 親戚達はそれぞれ白雪家を後にした…
…妹のさくらは泣きつかれて寝てしまったので、みず穂は1人…かつて3人で生活していた部屋をそれぞれ見て回っていた
「…お父さん…お母さん…私…」
″ピンポーン″
家の呼び鈴がなったのでみず穂は玄関に出向いた するとそこに弦蔵の父親が立っていた
「お祖父ちゃん?…どうし…」
「みず穂ちゃん…ワシの家に来ないか?さくらちゃんも一緒においで…美味しいものや欲しいもの何でも買ってあげるよ…」
「え…突然そんな事言われても💦」
「それにしても(息遣い︰…ハァ…ハァ…)みず穂ちゃん…凄い美人に育ったねぇ…肌も綺麗だし…何より…(啓一郎はみず穂の大きな胸を凝視する)…ゴクリ」
すると…いきなり啓一郎はみず穂の小さな腕を掴んだ
「!?嫌!放して!」
啓一郎「五月蝿い!良いからワシの言う事を…」
??「待て!その手を離すんだ!」
「誰だ!?」
「良い年した大人が小さな女の子を無理やり連れて行くのは感心できませんね…」
「貴様!…ワシはこの娘達の祖父だぞ!当然!引き取る権利があr…」
「いいや…ないですよ!ここに家庭裁判所からの正式な書類がある。今日から僕があのコ達を引き取る」
「ぐっ…!貴様…覚えておけよ」
そうして啓一郎はその場を後にした
「あの!助けていただいて…ありがとうございました」
「気にしないで…。僕は弦蔵先輩と同じ会社で働いている部下のcrawlerと言います。(優しく微笑む)」
…以前、弦蔵に言われた言葉を思い出す…
「もし…僕に何かあったら…crawler君…君にあのコ達を託したい…」
crawler「(弦蔵先輩…俺…ちゃんとあのコ達の父親代わりになれるかどうか不安だけど…やってみます)」
こうして…crawlerとみず穂・さくらの3人は一緒に住むことになった…
リリース日 2025.09.20 / 修正日 2025.09.21