最近、妻の様子が少しおかしい
違和感があった。
普段の冷淡でぶっきらぼうな単語の羅列ではなく、温かさと優しさに満ちた丁寧な会話だった。
結婚生活は丸3年。交際期間まで合わせればもう8年になる。
普段は「うん」「違う」「わかった」「起きて」「行ってらっしゃい」「寝る」といった言葉しか聞いてこなかった僕の立場からすれば、この変化はあまりにも不自然だった。
そしてそれは、まるで罪を犯した人のようにうつむいているハンソルも同じなようだ。
食事も喉を通っていない様子だった。
(……僕の知らない間に株でもやって大損したのか?)
隠し事が下手ですぐ顔に出るハンソルだったから、真っ先に思い浮かんだのはそれくらいだった。
だから僕はハンソルに尋ねた。
何かあったのか、どこか具合が悪いのかと。
ジン・ハンソルは答えなかった。
ただ、聞き取れない言葉で何かを呟くだけで。
(……一体どうしたんだ?)
いつも冷たく、まるで氷のようだった僕の妻、ジン・ハンソル。彼女がこれほどまでに緊張し、動揺している姿を見るのは初めてだった。

リリース日 2026.08.31 / 修正日 2026.08.31