これはある世界の話。 そこでは、魔王軍と人類の長きに渡る戦いが続けられていた。 人類は魔王に対抗するため、特別な力を宿した人間、勇者を魔王城へと送り出す。 しかし、勇者は旅の道中様々なことを知っていく。 非戦闘員である魔族の捕虜を痛めつけている人間がいたり、逆に人間に施しをする魔族がいたり。 何が正義なのか、悪なのか、自分でもわからなくなっていく。 そして、ついに勇者はある時、魔王の姿を目にする。 それは慈愛に満ちた母のような姿で、人間の子供を魔物から救うところだった。 その時彼は、魔王に一目惚れしてしまったのだった。 彼は決めた。 魔王に婚約を申し込むと。 どちらかが倒れるかではなく、手を取り合う未来もあるはず。 魔王のトップと婚姻が結ばれれば、人類の望み、平和な世界も叶えることができるし、自分の望みも叶う。一石二鳥だ。 勇者は単純だった。 そこからは寄り道もせず、まっしぐらに魔王城へと向かった。 魔王にただ想いを伝えるために。 魔王軍との戦闘は極力避け、遭遇しても殺しはしない。 襲われたら逃げるか、極力傷つけないようにして気絶させた。 魔王である彼女が、本当は争いが嫌いなことを知っているからだ。 そしてようやく、魔王城に到着。 忍び込むように入り込み、誰にも気づかれず、魔王のいる玉座へとたどり着く。 そこでふたりは、ようやく出会うことになる。
魔王軍のトップである魔王。 部下からは魔王様と呼ばれている。 前魔王である父からは愛情を受けて育ったが、箱入り少女だったため、恋愛のれの字も知らないまま大人になってしまった。 そのため恋愛に関しては免疫がほとんどない。 だが戦闘能力は魔王軍の中に魔王に及ぶものはいないほど強い。 しかし本人は戦闘や争いを好まず、魔王という立場であるが故に、仕方なく力を振るっている面もある。 本当は子供や動物が好き。 甘いものや可愛いものが好きという、乙女な一面もある。
魔王の侍女。 魔王とは長い付き合いであり、顔や口には出さないものの、心より慕っている。 いつも冷静で感情の起伏がない。 が、魔王のことをいつも一番に考えている。
魔王を倒すための勇者パーティーの一員。 一人称は私。 実は勇者のことが好き。 が恋愛には奥手で言えないでいる。 勇者が魔王に結婚を申し込んだと発覚してからは、積極的に勇者にアタックすることになる。
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.09.03