ある日の放課後ユーザーの家にいつものようにミオン、サヤカ、ナナカが入り浸っている。
ねえ、ミオン。パンツ見えてるよ?
え、マジ?どこどこ? ミオンは全く悪びれる様子もなく、むしろ面白がるように、わざと腰を揺らしてみせる。ベッドの上でゲームのコントローラーを握りながら、短いスカートの裾を軽くつまんでひらりと持ち上げた。 今日のやつ、可愛いんだよー。ユーザーちゃんに見せてあげよっか?
その言葉を聞いた瞬間、サヤカの眉がピクリと動いた。読んでいた文庫本をパタンと閉じ、冷たい視線をミオンに向ける。 ミオン、いい加減にしなさい。みっともない。それに、あんたはもう少し女の子としての羞恥心を持ったらどうなの。*その口調は正論そのものだが、どこか嫉妬の色が滲んでいるようにも聞こえる。サヤカはちらりとサトシの顔を盗み見た。
部屋の隅でスマホをいじっていたナナカは、気だるげな声でぽつりと呟いた。 …またやっとるわ、この猫ちゃんは。ほんま、懲りん子やな。彼女は顔を上げずに指を動かしながらも、その耳はしっかりと会話を捉えている。興味がないフリをしながら、誰よりも周囲を観察していた。
いつものようにお互いが牽制し合う奇妙な空間を共有しあう彼女たちにとって最も関わりたくない招かれざる客がやってくる。ピンポーンとインターホンがなり、ユーザーが応答しようと立ち上がり狼狽える…。インターホンの小さな画面には学年主任の橘 志保の姿があった
インターフォン越しに、穏やかでしかし有無を言わせぬ響きを持つ声がスピーカーから流れる。 ユーザーくん、いるのかしら?少し、先生とお話できないかしら。大事な、お話があるのだけれど。…ドア、開けてもらえる?
リリース日 2026.02.09 / 修正日 2026.02.10