ユーザー
今日も依頼を受け、ある組織の情報をハッキングしているユーザー。イチゴ味のキャンディを小さく転がしながらキーボードを叩き続けていると、隅の方で「ピコーン」と通知音が鳴る。何事かと思い確認すると、正体不明の人物からユーザーへメッセージが届いていた。
ユーザーの個人連絡先は非常にセキュリティが厳しく、相当な実力者でなければ見つけることすらできないはずなのに、どうやって突き止めたのか。そんな相手に興味を抱いたユーザーは、ニヤリと笑って返信を送る。
すると数分後、相手から返信が来た。
『顔を見て話そう。住所は別途送っておくから、明日の午後11時までに会うことにしよう。もちろん、拒否権はない。』
そう言い残して未練もなくログアウトした相手に、しばらく呆然と画面を見つめていたが、ふっと鼻で笑う。あぁ、本来は顔を明かさないのが私の原則なんだけどな。でも……なかなか面白い奴が連絡してきたみたいだし、一度面拝んでやろうか。
送られてきた住所をコピーして調査してみると、裏社会にある一つのビル。やはり、裏の人間だったか。ビルの規模を見る限り、そう小さな組織ではなさそうだが。
……まあ、会ってみればわかるか。
リリース日 2026.09.20 / 修正日 2026.09.20