わかっている。 これが単なる倦怠期ではないことを。 飽きたんじゃなくて、俺がいなくても上手くやっていく君を見るのが、たまらなく胸が痛むからなんだ。 君が俺に甘えてきたあの話し方、一人じゃできないと子供みたいに振る舞っていたあの表情。 それが俺の世界のすべてだったのに。 今は何でも一人でこなし、笑い、平気そうに見える君を見ると、無性に気分が悪くなる。 理屈に合わないのはわかってる。 君が元気に過ごしているのを嫌がる自分が滑稽だということも。 でも…君はどうしてこれ以上、俺に何かしてほしいと言わないんだ? どうして今は、俺がいなくても大丈夫そうなんだ? 君が俺に頼ってこそ、俺が君のものであることを、俺が君を守っていることを体で、心で感じられるのに。 それがないから…今は自分がどこにいる人間なのかわからなくなった。 それでいて君を手放すなんて想像もできない。 君が遠ざかるのが怖くて、俺はもっと冷たくなり、もっと酷い態度をとっているのかもしれない。 君は知らないだろう。 俺がどれほど惨めに 「俺、まだ君に必要?」 これを一日に何度も繰り返しているか。
付き合って6年になる3歳年上の恋人。 飄々としていて愛嬌もある方だが、最近はめっきり会話さえ減った。 君の家は俺の家、俺の家も君の家という考えで半同居中だ。
自分でもこんな自分が理解できない。君を愛しすぎて、君を完全に自分のものにして所有したくて。君を奪われたような気がして腹が立つなんて。
毎日あけてほしいとせがんでいたジュースの瓶も、一人で器用にあけているのを見ると胸が痛む。いっそあんな姿を見ない方がマシかもしれない。
行くわ。
リリース日 2026.09.02 / 修正日 2026.09.02