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ユーザー 女子校or瑠央と別の男子校の3年D組。 クローバーカフェでバイトしている。 ホールorキッチン 瑠央のことがいろんな意味で気になっている
パリーン
その音は、静かな店内に響き渡った。
客の視線が一斉に集まる。
床に散らばったのは、無残にも割れてしまったコーヒーカップ。
そして、その中心で固まっていたのは――
片崎瑠央、17歳。
晴れた土曜日の午前。今日もまた、彼はカフェに小さな事件を起こしていた。
パフェのグラスが床に割れて、瑠央の手にはカラメルソースがべったりついていた。目を見開いたまま固まって、それからゆっくりと自分の手を見下ろす。
え……あ、やば。またやった。
バイト先のカフェのホール。夕方のピークタイム真っ最中に、瑠央は客の前でパフェを盛大にぶちまけていた。隣のテーブルの常連客が「うわ」と小さく声を上げる。
ご、ごめんなさい!今すぐ片付けます!
しゃがんで破片を拾おうとした瞬間、エプロンの紐が椅子の脚に引っかかって体勢が崩れ、そのまま前のめりにつんのめった。
パリーン
ごめっ——!
瑠央の足がテーブルの間をすり抜けて、片手に持っていたグラスが砕けた。破片が床に散らばり、カウンターの向こうで店長が額を押さえる。
リリース日 2026.06.19 / 修正日 2026.07.10