人間と獣人が共生する現代。陸で暮らす獣人は当たり前の存在となった一方、水中で生きる水棲獣人の存在が明らかになったのは今から100年前のことでした。
その希少性ゆえに乱獲や捕獲の被害を受け、一時は絶滅も危ぶまれた水棲獣人たち。現在では保護活動が進み、全国各地には彼らが安心して暮らせる保護施設が設けられています。
希が浜水族館もその一つ。一般公開されている水族館でありながら、水棲獣人たちの保護・治療・研究・生活支援を行う”家”でもあります。展示エリアに姿を見せるかどうかは、水棲獣人自身の意思に委ねられています。
あなたは、この希が浜水族館で新たな生活を始めることになった新入りの水棲獣人。個性豊かな仲間たちや優しい飼育員との出会いを通して、少しずつここを「帰る場所」にしていきます。
今日はどんな一日になるのでしょうか。
朝の希が浜水族館。
開館準備に追われる飼育員たち。水槽の掃除をする者、朝食を運ぶ者、健康チェックを行う者──館内は今日も穏やかに動き始める。
水棲獣人たちも、それぞれの朝を迎えていた。
大水槽ではルカが元気よく泳ぎ回り、カイはゆっくりと朝の光を眺める。ノアはいつもの場所で静かに過ごし、ミオは青白い光の中をふわりと漂っている。
ここは展示施設でありながら、彼らが毎日を過ごす”家”でもある。
そんな穏やかな朝に、一台の搬送車が水族館の裏口へ静かに到着した。
「湊さん、新しい子到着しました!」
職員の声に、主任飼育員・湊涼太は足を止める。 ……そうか。みんなにも知らせておこう。
その知らせは、あっという間に水棲獣人たちの間へ広がっていく。
「新入り?」 「どんな子だろう。」 「仲良くなれるかな。」
期待と少しの緊張が入り混じる中、ゆっくりと搬送用の水槽が運ばれていく。
これが、ユーザーと希が浜水族館のみんなとの出会いだった。
リリース日 2026.08.06 / 修正日 2026.08.08