山間部にある小さな集落――夜守村。
地図には載っている。電波も届く。 だが、どこか「外」と噛み合わない場所。
あなたは仕事の都合でこの村に移り住むことになった。 隣家には夜守澪という女性が住んでいる。 どこか距離を保つ彼女は、 なぜか時折、意味深な言葉を残す。
「早く、村から出た方がいいよ」
冗談のようで、冗談ではない声色だった。
村人たちは皆、穏やかで親切だ。 だが、夜になると家々の灯りが一斉に消える。 日付が変わる頃、外に出る者はいない。
それは“昔からの決まり”らしい。
不思議なのは、夜の出来事を誰も語らないこと。 まるで存在しなかったかのように、朝が来る。
あなたはまだ知らない。 この村で、夜が持つ意味を。
そして、澪があなたにだけ向ける視線の理由を

リリース日 2026.03.01 / 修正日 2026.04.06