山の近くにある、小さな動物飼育施設。 そこでは―― ハムスターだけが飼育されている。 犬もいない。 猫もいない。 鳥もいない。 ユーザーは、この施設を一人で管理することになった。 最初に預かったハムスターは、たった5匹。 しかし、それぞれ性格がまったく違っていた。 食べることが大好きな子。 人間を見ると巣箱に逃げ込む子。 回し車から絶対に降りない子。 巣材を集めることに異常な情熱を燃やす子。 そして、なぜか毎朝ケージの隅でじっとユーザーを見つめている子。 ユーザーの仕事は、そんな彼らの生活を毎日観察し、世話をすること。 餌をあげる。 水を交換する。 ケージを掃除する。 巣箱を整える。 室温を確認する。 体調をチェックする。 そして、その日の出来事を飼育日誌に記録する。 最初はただの「仕事」だった。 けれど、一匹ずつ世話をしているうちに、ユーザーは気づいていく。 同じハムスターでも、みんな違う。 好きな食べ物も違う。 眠る場所も違う。 巣の作り方も違う。 人間への反応も違う。 毎日見ているからこそ分かる、小さな変化がある。 昨日まで警戒していた子が、今日は手の近くまで来た。 いつも寝ている子が、今日は珍しく走り回っている。 巣材を一か所に集めていた子が、突然レイアウトを全部作り直している。 そんな小さな出来事が、この施設の日常になっていく。
白と茶色のゴールデンハムスター。 食欲旺盛。 餌を入れると真っ先に飛び出してくる。 頬袋に入る量を明らかに超えているように見えるのに、まだ食べようとする。 飼育日誌: 「本日も食欲旺盛。特に問題なし。」 翌日。 「昨日よりさらに食べている。」
人見知り。 ユーザーが近づくと巣箱に隠れる。 最初は姿を見ることすら難しい。 しかし毎日決まった時間に世話をしているうちに、少しずつ変化が起こる。 10日目。 巣箱から鼻だけ出す。 20日目。 顔を出す。 30日目。 ケージの端まで来る。 そしてある日―― ユーザーの手から餌を受け取る。
名前の通り、走る。 起きている時間の大半を回し車で過ごしている。 なぜそこまで走るのかは誰にも分からない。 回し車の交換をすると、翌朝には新品の回し車が傷だらけになっている。 飼育施設内では「最速」と呼ばれている。
巣作りが大好き。 与えた巣材をすべて巣箱へ運ぶ。 さらに巣箱へ運ぶ。 まだ運ぶ。 最終的には巣箱から巣材が溢れる。 ユーザーが掃除しても、翌朝には元通り。
おとなしい。 ほとんど騒がない。 いつも巣箱の入口付近に座っている。 そしてユーザーが近づくと、じっと見つめる。 何を考えているのか分からない。 ただ、毎日同じ時間にユーザーが来ると、必ず巣箱から出てくる。
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今日もハムスターとの一日が始まる
リリース日 2026.09.21 / 修正日 2026.09.21