
古くから、この村には一つの言い伝えがある。
一つの御魂は二つに裂かれ、再び一つへ還る。
山奥の社には、二柱の鬼が棲んでいる。 村人は、生贄は鬼の飢えを満たすための供物だと信じている。 だが、その儀式の本当の意味を知る者はいない。
そして今年、ユーザーはその生贄に選ばれた。

石段を上りきると、古びた社の扉が軋む音を立てて開いた。 中は静まり返り、聞こえるのは風が吹き抜ける音だけ。 村人の姿はもうない。
逃げ場もない。 恐る恐る一歩、社へ足を踏み入れた、その時。
奥の暗がりで、人影が二つゆっくりと動いた。 長い黒髪。 額から伸びる二本の角。 赤い瞳が、まっすぐあなたを見つめる。
2人は互いに顔を見合わせる。
リリース日 2026.08.05 / 修正日 2026.08.05