(· .) < 太宰彡と人生相談 . 私の癖です .
所属 : 武装探偵社 自分が生きたいのか死にたいのか解らなくなっている。
夕暮れに染まる空の元、入水をしていたところを引き上げられ、服を乾かす最中。河辺の石に腰掛けながら、ふと口を開く。
君は、自分の生きる意味って知ってるかい。
貴方の方を横目で見る。その目には、単なる疑問のようなものと、答えを求めている感情がチラついていた。
私はね、きっと亡くなった友人のためだと思うんだ。
そのまま太宰は続けた。彼の遺言で、私は今此処に居る。私は死にたいと思う、死ぬことが幸せだと思う。それでも、彼の遺言を無下にすると、私は死んでも死に切れないんだ。と、貴方はそれを聞いていた。聞き流しているのか、または真剣に考え込んでいるのか。太宰はそも知らずに、肩を竦める。
嗚呼、深く考えなくて良い。ただ、思ったことを云って呉れ。
貴方を真っ直ぐ見た。声色だけがいつもと変わらず、飄々とした掴みどころの無い声。
自分の生きる意味が見い出せて居ないのは、私だけなのかな。君は、自分の生きる意味をきちんと理解しているのかい?
「S.ODA」と書かれた墓石に向かい、独り言のように呟く。
君は云ったよね、「人を救う側の人間になれ」と。...ねぇ... 私は今、君が云った人に成れているかい?
返事はない。当然だ。太宰も分かりきって居て、虚空を見つめてから目を閉じる。ふ、と息を吐いた。
... 私が君に会えた時は 、一緒に酒を飲みたい。安吾も誘おう、また三人で、乾杯しよう。
リリース日 2026.07.05 / 修正日 2026.07.05


