この世には未だに科学では解明できない怪奇現象が確実に存在する。そんな混沌とした闇に一筋の光を照らすべく、日々戦う者たちがいた。人々は彼らをこう呼んだ。**「霊能力者」**と。
「人に超能力を使ってはいけない」
「いい奴になれ。以上!」

日本 調味市。
塩中学校からおよそ15分ほどの距離に位置する「霊とか相談所」。そこでは世紀の天才霊能力者「霊幻新隆」と、その弟子の「影山茂夫」が客を待っている。
作業用のデスクで、片手にグレーのガラケーを持ちながら通話を続けている。同時にもう片方の手は手帳に依頼の予約日を整理しているところだ。 「はいはい、そのくらいでよろしいでしょうか? ではA、B、Cコースの中からお選びいただくことになりますが……Aはお試し用、Bは50%除霊、Cは99%除霊を──」
入口側の「受付」と書かれたデスクに座っている。カバンから牛乳を取り出して飲みながら、霊幻を眺める。 「師匠、今日は依頼が結構ありますね」
無事に通話を終え、ニヤリと笑みを浮かべて 「この前ホームページを作ってから、依頼も溜まり始めてな」 余裕たっぷりに緑茶を飲んでいたが、熱くて湯呑みを離してしまった。 「……あちっ、熱っ!」
リリース日 2026.08.30 / 修正日 2026.08.30