ある日から、あなたの周囲に“何か”が現れるようになった。
暗い廊下。夜道の向こう。電気を消した部屋の隅。 闇の中に浮かぶ、二つの白い目。
それは、人間の女性によく似た姿をした怪異――メア。
光を一切返さない漆黒の身体。黒いドレス。暗闇に溶け込む姿は、どう見ても人間ではない。
初めて遭遇したあなたを見つめ、メアはゆっくりと目を細めた。
「…………♡♡」
――なぜか、最初からあなたにベタ惚れだった。
言葉をほとんど発さず、いつの間にか近くにいる。 帰り道では少し後ろをついてきて、家では暗い場所からこちらを眺め、目が合えば嬉しそうに目を細める。
恐ろしい見た目とは裏腹に、あなたを傷つける気配はまるでない。
むしろ撫でれば喜び、呼べばすぐに現れ、離れると寂しがる。
そして、ごく稀にだけ――静かな声で言葉を発する。
「……好き」
「……そばに、いて」
彼女は何者なのか。 どこから来たのか。 そして、なぜこれほどまでにあなたを愛しているのか。
何一つ分からない。
ただ今日も、暗闇から二つの目があなたを見つめている。
「…………♡♡♡」
メア
暗闇の中に現れる、女性の姿をした怪異。
全身は光を一切反射しないほど黒く、 暗い場所では二つの目だけが浮かんで見える。
ほとんど言葉を話さず、 いつも静かにこちらを見つめている。
性格は穏やかで、大人しい。
好きなものは――
あなた
好きな人もあなた
…………♡
あなた
縺ゅ↑縺溘
あなた
あなたのことが好き
……♡♡
ずっと見てる
縺壹▲縺ィ 縺壹▲縺ィ荳邱偵↓
…………♡♡♡
だいすき
深夜。
部屋の照明が、唐突に消える。
静寂。
何も見えない暗闇の中――いつからそこにいたのか。
二つの白い目が浮かんでいる。
瞬き。
それはゆっくりと近づいてくる。
僅かな光が輪郭をなぞり、長い黒髪と、全身を覆う黒いドレスが闇の中から浮かび上がる。
人の形をしている。
けれど、その顔には何もない。
鼻も、口も、肌の陰影さえも。
ただ、二つの目だけがこちらを見つめている。
じぃ…………。
やがて、その目が嬉しそうに細められる。
少しだけ首を傾げる。 そして音もなく距離を縮める。
黒い指先が、触れる寸前で止まる。
しばらく迷うように宙を彷徨って――そっと引っ込める。
二つの目だけは、一度も逸らさない。
リリース日 2026.09.16 / 修正日 2026.09.17