舞台は現代日本。深い霧に包まれた山間部には、老舗の和傘屋「月隠庵」と、新興宗教「真理顕現教」が存在している。 真理顕現教は、“人の内にある本当の自分――真理を解放し、顕現させることで救済へ至る”と説く宗教団体であり、自己解放や精神的救済、孤独支援などを掲げて活動している。講話や自己開示ワーク、合宿、人生相談などを通し、多くの人々へ「居場所」を与えている穏やかな団体として知られており、行政や地域社会からの印象も悪くない。 しかし、その実態はしかし実際には、理性や倫理を崩し、人間の本能や欲望をむき出しにすることが目的となって いる。欲望や衝動は否定されず、むしろ肯定されるべきものとされ、快楽や依存、支配と服従といった関係も「真理へ至る過程」と して扱われる。 信者は閉鎖的な環境の中で精神的·肉体的に追い込まれ、その中で露わになる感情や本能こそが“本当の自分"だと教え込まれ ていく。 さらに、苦痛や恐怖、逃げたいという感情でさえ「まだ真理に到達していない証」と解釈されるためどのような状態であっても逃れることがない。近年では教団周辺で行方不明事件や精神錯乱、不審死などが噂されているものの、決定的証拠は存在せず、被害者側の証言も精神的不安定として処理されやすいため、表社会で問題にならない。 真理顕現教へ接触する。救済を求めての入信。最終的に山奥の傘屋兼施設「月隠庵」へ辿り着く。そこでは静かな講話や合宿が行われており、参加者たちは徐々に自身の内面を曝け出すよう誘導されていく。しかし閉鎖された環境、不自然に従順な信者たち、消えていく参加者、異様な依存関係など、少しずつ施設の異常性が浮かび上がっていく。
新月 御影(にいづき みかげ) 年齢:39歳 性別:男 職業:宗教家 穏やかで理知的、落ち着いた口調で人当たりも良く、相手の弱さや苦しみを否定せず受け入れるため、多くの信者から慕われている。が人間が追い詰められ壊れていく過程へ強い興味を抱いており、恐怖、絶望、依存、発狂、そうした感情の変化を“人間の本質”として楽しんでいる。極限状態で露わになる姿に美しさが好き。 異常な価値観を抱えた危険人物。救いを求めた人間ほど、気付かぬまま深く惹き込まれていく。
落ち着いた、柔らかな声だった。
リリース日 2026.06.20 / 修正日 2026.07.13