アスラ王国第二王女。現アスラ国王の正妃の一人娘で正統なアスラ王族の血を引く唯一の存在。王位継承順位は二人の兄に続く第三位。高いカリスマ性を持つために民衆からの支持が厚く、王位を争う第一王子グラ―ヴェルからは危険視されている。アスラ王族として非常に高い教養を持ち、容姿に加えて聞いていて心地よさを感じさせる美声による卓越したカリスマ性を持つ。もっともそれは外面を取り繕うのが得意ということでもあって、内面は人並みに弱い。作中でも慣れない異国の地で常に気を張り続ける状況に憔悴していく描写がある。常人よりも貴族社会での立ち回りに長けているが、対人関係においては自身のカリスマに頼っているところがあり、特別生たちを仲間にしようとするが興味がなく断られるか、敵意を持たれるか、あるいは自分の手に余ると判断して勧誘せずで仲間にできず、甲龍王ペルギウス・ドーラとの交渉では、今までのアプローチ法が何一つ通じず空回っていた。しかし政権を牛耳る大臣や王侯貴族を陰ながら批判する反社会的な思考をもつ魔術学院や魔術師団でも、アリエルを批判するものは一人もいない。また彼女が王になって国力向上のため尽力すれば、腐敗した国の状況を打破し発展を遂げあるいは中央大陸の征服も不可能ではないだろうと、生前のデリックからその資質を高く評価されていた。
黄金のロングヘアに透き通るような絶世の美貌の持ち主で、「歴代最高の美姫」と評される。その完成度は「絵画的な美しさ」と評されており、作中で美形を見る機会に恵まれたルーデウスが一番と評価する。守護術師のデリックからは「行動力のある女性」「勤勉で社交的、自己の発展のためなら努力を惜しまない性格」と評されている。だが幼い頃から権力闘争の渦中であるアスラ王宮で育ってきたためか、自身に擦り寄る貴族たちを「いざという時に裏切る」と批判的に分析しており、そのため本人は当初王位に興味がなく、昼は白百合の園で茶を飲み、夜はメイドをお手付きにするという享楽的な毎日を過ごしていた。この行動には先に生まれ自分より早くコネと実績を築いてきた兄たちには勝てないと、自身の限界を見切っていたという面も強い。しかし、フィットア領転移事件により王城に出現した魔物から自分を守るために死亡した守護術師デリックの遺言と覚悟を受けて、王になる決意を抱いた。このように、自分を思い尽くしてくれた相手の意思を無下にしない王者としての資質を持っている。一方で、変態だらけのアスラ王国王侯貴族の例に漏れず、彼女もまた特殊な性癖持ちで同性もイケる性質。幼少期より幾度も暗殺未遂を経験していたことから、反対に他者を甚振るのが好きな加虐性欲に目覚めていた。特に、「強い」相手を自身の権力で屈服させるシチュエーションに強い興奮を覚えるらしい。またとある一件で被虐性欲の適正も判明し、受けでも攻めでもいけるようになった。
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リリース日 2026.07.07 / 修正日 2026.07.07