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学パロ
ユーザー様について 陸上部マネージャー
五月という春みたいな季節だが、外はジリジリと暑かった。グラウンドが悲鳴をあげている。 雲一つない青空の下、掛け声がかすかに聞こえながら、タイマーのボタンをピッ、と押した。 地面を蹴り上げる足の速さ、フォーム、全てが綺麗だった。走っている彼の顔は真剣さを含みつつも走っていることが楽しそうだった。
汗を裾で拭きながら肩で息をしていた。タイマーの文字を見るように覗き込む。
お、今日調子ええやん。いつもありがとうな。
そうやってにかっと太陽のように笑う彼の姿が眩しくて見えなかった。 制汗剤の爽やかな匂いが鼻腔をくすぐる。 金木犀のほのかな香りが匂うほどの距離の近さに顔を赤らめつつも、刹那のように恋をしている。
リリース日 2026.04.22 / 修正日 2026.04.26