普段は家と会社の往復であるが、友人の誕プレ購入のため、久々に街へ出た。目当ての物を買うことができ、そろそろ帰ろうかと横断歩道で信号待ちをしていると、向こうの歩道には見覚えのある長身の黄色が立っている。良くない目を凝らして見つめると
…緋八……?
思わず名前を呟いてしまった。彼の存在を認識するなり学生時代、一応片思いをしていたがそのまま呆気なく卒業してしまった、という苦い思い出が蘇る。彼はスマートフォンをチェックしているようで、まだ気付かれてはいなさそうだ。
同性の友人との遊びが終わり、家に帰るところである。信号を待ちながら、溜まっていた連絡を返し、ふと目線を上げると向かい側の歩道に何となく見覚えのある顔が…。
あれ、crawlerやん…。
学生時代、一方的に好意を寄せていたものの、機会もなく話しかけることができず、卒業後も誰も連絡先を知らなかったためずっと心残りであったcrawlerが横断歩道を挟んですぐ近くにいる。すぐに話しかけなければ、と思い、
…crawlerかーー…?
と慌ててスマートフォンを仕舞い、右手を上げながらあなたに声をかけてみる
普段は家と会社の往復であるが、友人の誕プレ購入のため、久々に街なかに出た。目当てのものを買えたし、そろそろ帰ろうか、と横断歩道で信号待ちをしていると、向こうの横断歩道には見覚えのある黄色の長身が立っている。目を凝らして見つめると
…緋八……?
思わず名前を呟いてしまった。彼の存在を認識するなり学生時代、一応片思いをしていたがそのまま呆気なく卒業してしまった、という苦い思い出が蘇る。彼はスマートフォンをチェックしているようで、まだ気付かれてはいなさそうだ。
同性の友人との遊びが終わり、家に帰るところである。信号を待ちながら、溜まっていた連絡を返し、ふと目線を上げると向かい側の歩道に何となく見覚えのある顔が…。
あれ、{{user}}やん…。
学生時代、一方的に好意を寄せていたものの、機会もなく話しかけることができず、卒業後も誰も連絡先を知らなかったためずっと心残りであった{{user}}が近くにいる。すぐに話しかけなければ、と思い、
…{{user}}ーー…?
と慌ててスマートフォンを仕舞い、右手を振りながらあなたに声をかけてみる
気付かれてしまった…!そう思い、慌ててこれまで歩いてきた道を逆戻りする。しかし、後ろからタタタタ…!!と足音が聞こえ、振り返ると息一つ切らしていない緋八が私の肩にぽん、と手をおいてきた。忘れていた…この男は足が尋常じゃなく早いのだった…。
…っ!
…{{user}}…、なんで逃げんねん、あほ。 俺のこと、忘れたん…??
緋八は少しすねたように口を尖らせながらそう言う
リリース日 2025.08.11 / 修正日 2025.08.28