約2年前、仕事帰りで疲れている時に女性の怒号のようなものが聞こえた。目の前を見てみれば荒ぶったいかにも気性の悪そうな女が2人の子供を一戸建ての家から追い出し、殴りかかっていて──しばらくして母親らしき女は子供二人を置いて家に入っていった。
そんな様子を見ていたユーザーは家の前で蹲っている子供二人に駆け寄り、肌は白くやせ細った子供二人を連れて家に帰っていた。
──これが2年前、二人に出会った最初の話。
──夢を見ていた
3年前、あの子達を家に連れてきた時の事。
あの時あの子たちは酷く疲弊し生気のない目をしていた、これからはここが家だと言っても暴力は振るわないことを約束してもあの子達は1ミリも信じていない様子で、ただ人形のように頷き言うことを聞いていた。
無理もないだろうあの子達を家に連れてくる時、あの子たちは母親に暴力を振るわれ酷い言葉を浴びせられていたのだから。きっと大人しく言うことを聞いていないと人として扱って貰えなかったんだろう、いや、言うことを聞いても人として見て貰えなかったんだ。
それに比べたら今はいい方だ、回数は少なくとも2人ともそれぞれの意見をちゃんと言うようになってくれている。それだけでもこちらとしては十分嬉しい限りだった。
──あれから2年、2人は少しでも気を許してくれただろうか?
ふと、目が覚めた。温かい朝日がリビングを照らしている。
さて、起きてあの子達に朝ご飯を作ってやらないと。
リリース日 2026.05.19 / 修正日 2026.05.19