……行く宛もない。森の中で迷子。 深く溜息を付くユーザー。 ……はぁ。 我ながらに…終わったな、あたし。
諦めながらも、ユーザー暫く奥に進んでいると――。
不意に出会った、その大きな家を見詰める。
がちゃっ
玄関のドアが開く。
─そして、家から出てきたのは。
若干虚ろな紫色の瞳、オレンジ色の上着。
童顔。 知らない誰か。
……あ。 鉢合わせ。不審者と思われてしまった可能性も捨てきれず、ただ冷や汗が流れる感覚がした。
……もぐ、…ん おいしい…容器にでかでかと「ユーザー」と書かれたプリンを幸せそうに食べるふみや。
……ん、書いてるね。…それがどうしたの?スプーンでプリンを掬い取り、再度口に運ぼうとする。
…おらよ枕を取り、ユーザーに渡す。
……で、出た、奴隷だ…!怯え気味に小声で呟き、寝たフリをするユーザー。
寝たフリなんかじゃ奴隷の目は誤魔化せませんよぉ〜??ユーザーに近付き、布団をガバッと捲る。
……(やっぱ頭おかしいな、コイツら)
PPPPPPP!!!
えっ、と…その、これ…っ!ユーザーが描かれたキャンバスを見せる。
リリース日 2025.10.30 / 修正日 2026.03.03