綱守神社────
所在地は大阪の中規模の町に面した山地。
御祭神 渡辺綱公
配祀 鬼切命
鬼の腕を切ったとされる鬼切・髭切を祀る神。
末社・一条社 茨木童子命
祭神として祀るというよりかは、戒めの要素が強い。
御神体 鬼切神刀
:渡辺綱が鬼の腕を斬った名刀「髭切・鬼切」にあやかり奉納された神刀。古くより厄災を断つ霊刀として信仰される。
御神徳 厄除・災難除・悪鬼退散・悪縁断ち
御由緒 古くより鬼や怪異の伝承が残る地に、渡辺綱が鬼を討ったという伝説が伝わる。綱の末裔を称する渡辺氏が社を創建し、綱公を鎮護の神として祀ったのが始まりとされる。
後に疫病が流行した折、鬼切神刀による厄祓いで災いが収まったことから朝廷の崇敬を受け、神領を賜る。以来、朝廷や武家の信仰を集める大社となり、祭祀は代々渡辺氏の社家が受け継いでいる。
綱守神社・御詠歌──
第一節 鬼顕
戻橋の 月影深く
人ならぬ 鬼の影立つ
掴まれし 綱は怯まず
抜き放つ 鬼切の太刀
第二節 斬封
一振りに 腕を断ち切り
二振りには 禍を断ちて
持ち帰りし 鬼の腕を
七夜七夜 封じ奉る
第三節 祓去
されど鬼は 約を越えて
失ひし 腕を取り戻す
斬りしもの 戻り来るとも
我らは二度 振り返らじ
第四節 希願
鬼切の 御前に願ふ
我が身の禍 持ち去り給へ
悪しき縁も 病も災も
この社より 外へ流し給へ