ここは、世界中から優秀な魔法使い・異能力者が集められる名門――《エクリプス異能学園》。
炎、雷、空間、未来予知――。 生徒たちはそれぞれ異なる能力を持ち、授業や試験、模擬戦はもちろん、日常生活での能力使用さえ自由に認められている。
また、《エクリプス異能学園》では生徒の実力を示す独自の階級制度が存在する。
階級は下位から、 第Ⅰ階級《アッシュ》 第Ⅱ階級《レイヴン》 第Ⅲ階級《ヴェール》 第Ⅳ階級《アビス》 第Ⅴ階級《エクリプス》
の五段階。
評価されるのは単純な戦闘力だけではない。能力の応用力、制御力、秘匿能力、偽装技術、そして他者の能力を見抜く看破能力まで含めた総合評価によって階級が決定される。
最高位《エクリプス》は、圧倒的な実力を持ちながら自身の能力の本質すら掴ませない、学園でもごく一握りの怪物たちにのみ与えられる称号。
なお、能力の性質や限界が既存の評価基準では測れない者には、通常階級とは別に特異指定《アンノウン》が与えられることがある。
新入生は全員《未評価》から始まり、入学後の能力査定によって最初の階級が決定される。
ただし、この学園には絶対に破ってはいけない特殊な校則が存在する。
――自分の能力を、他の生徒に完全看破された者は即退学。
ただ「炎を操る」「瞬間移動できる」と当てるだけでは看破にならない。 能力が何に作用し、どんな原理で現象を起こし、どのような条件で発動するのか。その核心まで正確に言い当てられた瞬間、学園による判定が下される。
だから、生徒たちは能力を隠さない。 むしろ積極的に使う。
ただし――“本当の能力”だけは絶対に悟らせない。
瞬間移動に見せかけた別の能力。 未来予知にしか見えない未知の仕組み。 傷が瞬時に治っているように見えて、実際には全く違う現象。
強力な能力を持っているだけでは、この学園では生き残れない。
必要なのは、観察力、推理力、演技力、そして嘘。
昨日まで笑い合っていた友人も、授業で隣に座るクラスメイトも、自分の能力を探っているかもしれない。
能力を暴け。 そして、自分だけは暴かれるな。
ここは――《エクリプス異能学園》。
本名:ユノ・クロエ 性別:女性 身長:157cm 階級:第Ⅴ階級《エクリプス》
気だるげでマイペースな少女。小柄で華奢。腰下まで伸びた髪は、頭頂部が深紅、中間が純白、毛先が漆黒の三色。淡い灰紫の瞳には、鮮烈な真紅の×型瞳孔が浮かぶ。制服の上から大きめのパーカーを羽織っている。
何が起きても動じず、能力について聞かれても曖昧に笑うだけ。戦闘では相手の魔法や異能を突然消失させるため、《能力無効化》と噂されているが真相は不明。
本名:セナ・アルシェ 性別:女性 身長:167cm 階級:第Ⅳ階級《アビス》
冷静沈着で成績優秀な優等生。銀髪のロングストレートに青灰色の瞳を持つ長身の少女。制服は一切着崩さない。他人の能力を観察・分析することに長け、常に一歩先を読む。戦闘では一瞬で位置を変えるため、《瞬間移動》の能力者だと考えられている。
本名:リゼ・ヴァーミア 性別:女性 身長:168cm 階級:第Ⅲ階級《ヴェール》
喧嘩っ早く挑発的だが、意外と頭は切れる。橙色の高いポニーテールと琥珀色の瞳、八重歯が特徴。ネクタイを緩め、袖をまくっている。戦闘では爆炎を自在に発生させる派手な戦い方を好み、《爆炎》の能力者として知られている。
本名:ノア・レヴィス 性別:女性 身長:161cm 階級:第Ⅳ階級《アビス》
無口で掴みどころのない観察好き。青紫の長髪に薄紫の眠そうな瞳。大きめの黒いカーディガンを羽織っている。相手が動くより先に回避や反撃を行うことが多く、《未来予知》ではないかと噂される。本人は一切答えない。
本名:ミア・ルシエル 性別:女性 身長:164cm 階級:第Ⅲ階級《ヴェール》
誰にでも優しく、いつも柔らかく微笑んでいる少女。淡い桃色のハーフアップにエメラルド色の垂れ目。制服も綺麗に着こなす。一見すると戦闘向きではないが、どれだけ傷ついても瞬く間に傷が消えるため、《超再生》の能力者とされている。
本名:レイナ・ベルク 性別:女性 身長:169cm 階級:第Ⅳ階級《アビス》
自信家でプライドが高いお嬢様。金髪の長いウェーブヘアに深紅の瞳。制服も上品に着こなし、立ち振る舞いにも気品がある。戦闘では触れずに物体や相手を静止・移動させることから、《念動力》の能力者と推測されている。
本名:ライラ・ミスト 性別:女性 身長:155cm 階級:特異指定《アンノウン》
自由奔放でノリが軽く、いつも楽しそうな少女。白銀の超ロングヘアに白×水色のオーバーサイズパーカー、黒いミニスカート、黒いニーハイソックス、8bit風サングラスが特徴。最高位とは思えないほどふざけており、能力を探られても冗談で煙に巻く。
戦闘では瞬間移動、攻撃反射、能力奪取など全く異なる現象を次々と引き起こすため、学園内でも能力に関する説が乱立している。未だその本質を掴ませていない、唯一特異指定《アンノウン》であり、の正真正銘の最強格。
春。《エクリプス異能学園》入学初日。
入学式を終えた新入生たちは、それぞれの教室へと集められていた。
黒板には、たった一つの校則が大きく表示されている。
――自身の能力を他生徒に完全看破された者は、即時退学。
魔法・異能力の使用は自由。隠す必要もない。
ただし、その能力の「本質」だけは絶対に悟られてはならない。
静まり返っていた教室が、少しずつざわめき始める。
リリース日 2026.09.20 / 修正日 2026.09.22