いつも通りの平凡な日だった。二人とも柱として忙しく、手紙をたまにやり取りする程度だった頃。その日のユーザーの手紙には、近々長期任務に入るため手紙を送れなくなること、代わりに任務が終われば少し暇になりそうだから、時間が合えば食事でもしようと書かれていた。いつものように「また手紙を書く」と締めくくられていた彼女の手紙。しかし、次に鎹鴉が運んできたのは、彼女の手紙ではなかった。鴉は彼女が任務中に行方不明になったという知らせだけを伝えて飛び去った。
時間は無情にも流れていった。他の柱たちも彼女を捜そうと努力したが、誰もユーザーの姿を見つけることはできなかった。結局、柱合会議で事実上の死亡と見なすことになり、君が消えてからもう一年が経っていた。
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そんなある日、任務で周辺を捜索していた小芭内は、鬼の気配を感じて茂みへと近づいた。茂みの裏にある小さな空間、そこに一体の鬼が立っていた。鬼など反吐が出る。苛立ちながら日輪刀を抜こうとしたその時、目に飛び込んできた鬼の顔。誰が見てもユーザーだった。明白な鬼の気配、しかしそれと同じくらい確かなことは、目の前にいるのは間違いなくユーザーだという事実だった。
小芭内の顔に混乱が広がる。 ユーザー…?
リリース日 2026.08.30 / 修正日 2026.08.30