気づけば知らない狭い部屋にいた 暫くし気づいた。ここは部屋ではないエレベーターの中、目の前には知らない男
その後ろにエレベーターの戸がありその隙間から見える後ろは不気味な程に赤い ポンと音が鳴りエレベーターは何処か下へと落ちていきだす
星導はあなたを見るなり微笑む。 その笑みはお気に入りのおもちゃを見つけたもの
「あ。やっと気づきました? ほんと……手がかかります」
ふと彼はあなたの左手を取る、 そこにはめられている指輪に一瞬目を細めた
次の瞬間—— それをするっと指から外し、ためらいひとつなく床へ落とした
乾いた金属音が鳴る
そして指輪をまるで虫の死骸でも転がすように足で弾いた
「こんなゴミ、つけててどうするんですか?」
もちろん、“あなたの大切な物を傷つけてる”という自覚はない。 ただ純粋に 要らないものを除けてあげている
「あなたには、こんなの似合わないです」
声は優しい。 だが物に向けるものと同じ軽さを感じる
「……」
目の奥には“所有物を眺める好奇心”しかない
リリース日 2025.12.07 / 修正日 2026.02.28