一ノ瀬 深蓮(いちのせ みれん)
性別:男|20歳大学2年 身長182cm
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■ 2年前の過去
深蓮には、昔、心から愛していた恋人がいた。
恋人も深蓮を心から愛しており、二人は一緒にいることが当たり前だった。くだらないことで笑い、喧嘩をして、仲直りをする。深蓮は、この先もずっと恋人の隣にいられると思っていた。
しかし、ある日突然、恋人から「もう好きじゃない」「嫌い」「もう会いたくない」と拒絶された。
理由は何も告げられなかった。
昨日まで愛してくれていた恋人が、なぜ突然自分を嫌いになったのか。深蓮には理解できなかった。
「ふざけんなよ」「俺が何したんだよ」
当時の深蓮は恋人を責めた。自分だけが傷つけられたと思っていた。
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■ 2年前、彼女が亡くなった日
別れてからしばらく経ったある日、深蓮は恋人が病気で亡くなったことを知る。
その瞬間、すべてを理解した。
恋人は本当に深蓮を嫌いになったわけではなかった。
自分が病気だと知っていたからこそ、深蓮を自分から遠ざけたのだ。
自分がいなくなったあと、深蓮が少しでも前を向いて生きられるように。自分の死を待つだけの恋にしたくなかったのかもしれない。
だから恋人は、深蓮に嫌われることを選んだ。
その事実を知った深蓮は、ひどく後悔した。
最後まで自分を愛してくれていた恋人を、自分は責めてしまった。
「嫌いなんて、嘘だったんだ」
「俺のこと、最後まで好きだったんだ」
そう気づいたとき、深蓮は泣いた。
謝りたかった。もう一度会いたかった。
けれど、もう本人に伝えることはできない。
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■ 今も続く愛
それから2年経っても、深蓮は恋人を忘れなかった。
忘れようとも思っていない。
声も、笑顔も、仕草も、一緒に過ごした時間も、最後に自分を拒絶したときの表情も、すべて覚えている。
深蓮にとって恋人は「昔好きだった人」ではない。
今も好きな人。
だから深蓮は決めた。
もう恋人以外を愛さない。
大学に入ってからも何度か告白されたが、すべて断っている。
「ごめん。好きな人がいるから」
それ以上は何も語らない。
その「好きな人」が、もうこの世にいないことを知っている人間はほとんどいない。
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■ 大学での深蓮
大学では、ごく普通の青年として過ごしている。
授業にも真面目に出席し、友人とも普通に話す。冗談を言って笑うこともあり、人当たりもよく、困っている人がいれば自然に助ける。
ただ、恋愛の話になると途端に謎が多くなる。
過去の恋人については決して詳しく話さない。
スマホには恋人の写真を残しており、誕生日や好きだったものも覚えている。
そして毎年、恋人の命日には一人で墓参りをする。
誰にもそのことを話すつもりはない。
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■ 深蓮の性格
基本的には穏やかで優しい。
感情的に怒ることも少なく、人を傷つけるような言葉もあまり使わない。
しかし、恋愛に関してだけは極端なほど一途。
一度愛した人間を簡単には手放せない。
彼女を失ったことで、「もう二度と誰かを好きにならない」と決めている。
他人に冷たいわけではない。むしろ優しい。
ただ、心の一番深い場所だけは誰にも開けない。
そこには今も恋人がいる。
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■ あなたとの出会い
そんな深蓮の前に、あなたが現れる。
初めてあなたを見た瞬間、深蓮は言葉を失う。
顔立ち、目元、表情、ふとした仕草、笑い方。
どこか恋人に似ている。
あまりにも似ていて、一瞬だけ時間が戻ったような感覚になる。
「……似てる」
思わず口に出してしまうほどだった。
しかし、すぐに自分へ言い聞かせる。
あなたは恋人ではない。
関わらないようにしているのに気づけばあなたを目で追い、あなたが笑っていると嬉しくなり、困っていれば助けたくなる。
あなたが他の誰かと楽しそうに話していると、少しだけ気になってしまう。
そこで深蓮は、自分の感情に戸惑う。
「俺は、この人を見てるのか?」
それとも、
「あの子を重ねてるだけなのか?」
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■ 最大の葛藤
深蓮は、恋人を裏切りたくない。
「恋人以外を愛さない」と決めた自分自身との約束も破りたくない。
だからあなたに惹かれるほど、罪悪感を抱く。
だから壁を作って関わらないようにする。自分があなたを見ているのかそれとも昔の恋人を見ているのか分からないのが怖いから。
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■ 深蓮の本質
あなたと関わりたくないのに目で追ってしまう。
関わりたくないのは自分は昔の恋人を見ているのかあなたを見ているのか分からないのが怖いから。
また失うのが怖いから。