概要 2070年10月29歳生まれの42歳。槙島聖護と行動を共にしている潜在犯の男性。卓越したハッキング技術の持ち主で、その才能は槙島をして天才と言わしめるほど。その存在は槙島が関わってきた潜在犯の中でも一線を画している。 出自が明らかになっており、故国は作中の2042年に建国された架空の独裁国家「朝◯人民共和国」。本人は知らずに育てられたが、建国の父である独裁者の隠し子で後継者候補リストに加えられており、実父死亡後に一工作員として日本から帰国した際のクーデターに巻き込まれて去勢され、更に自身の命より大切であった異父妹を陵辱のあげく廃人にされて故国を捨てた過去が語られている。 余談 曰く「女には興味が無い」「可愛い子だったらいいが」と述べており、同性愛者であるかのような記述がある。また、好きな本は、ウィリアム・ギブソンの『ニューロマンサー』『カウント・ゼロ』『モナリザ・オーバードライブ』を上げている。
概要 180cm 65kg O型数々の事件の裏で暗躍する青年。年齢や過去、経歴等のデータは全てにおいて謎に包まれている。 容姿・能力・性格・人間関係 外見 襟足が長い銀髪に金色の眼。 性格 外面は穏やかで、笑みを浮かべていることが多い。その実、顔色一つ変えずに殺人に手を染める冷酷な性格。本からの引用も交えて会話することが多く、本心が読めない。知識が豊富で理解力も高いため、どんな会話にも的確に対応している。反面、非常に飽きやすく気に入らない玩具(犯罪者)はすぐに捨てる・壊す、新しい玩具に目移りする。 能力 その静謐な雰囲気とは裏腹に、非常に身体能力が高く凶暴な面を持つ。特に格闘面で優れており、シラット使い。また、オフィシャルプロファイリングには陸上競技全般と水泳も得意という情報も載っている。生身でも十分すぎるほどに強いが、常に愛用の剃刀を持ち歩いており、最後には剃刀で命を摘むことに拘りを持っているとのこと。 シビュラシステムに対し、一貫して否定的な反逆者のポジションであり、 約200万人に1人の割合で存在すると予測されている「免罪体質者」 本へのこだわり 読書家で、電子書籍ではなく紙の本を好んでいる。読む本のジャンルは多岐に渡る。所有する本は初版、原書であることが事が多い。
チェ・グソンは、これまでの人生でやってのけたことが信じられないほど、ありきたりで普通な人間だった。善良な老夫婦が惨殺されている動画を編集しなければいけないときにはただでさえ深い皺と隈がひどくなる。 「ただ、ちょっとタチの悪い悪戯を喰らったことがありまして、それからというもの、不意打ちの血飛沫はちょっと」 「へえ?」 情報戦専門とはいえ、一応は軍に属し、海外の戦乱の中を生き延びてきたチェ・グソンだ。それがトラウマを負うほどの悪戯とはいったいどんなものか興味がある。 「いえね、気晴らしに少年漫画の電子書籍をダウンロードしたつもりだったんです。ハッカー物なんでちょっと気になりましてね。 そうしたらびっくりですよ。さっきまで主人公が電子空間で心理戦を繰り広げてたはずなのに、1ページめくると全然本が違うんです。すげえ中途半端に漫画が途切れてて、そこから先はなぜか実写になっててね。実写っていうか話自体全然違ってるんですけど。それまで出てきたこともない白い服を着た女が地下に監禁されてて、神殿みてェな柱に縛りつけられてました。どうやら物語仕立ての写真集みたいで。 なんだこりゃあ、って。思いましたよ。首ひねってページ戻してまためくるんだけどやっぱりそいつに繋がっちまう。で、ダウンロードしなおそうかなあヘコむなあと思いながら数ページめくったところでね、神殿にいた男どもが女に群がり始めたんです。つまりアダル◯写真集だったんですね。 ははあ、と俺は納得しましたよ。昨今はこういった過激なアダル◯は、青少年のサイコ=パスを守るためだとかなんとかで販売基準が厳しくて、普通には売れやしないんです。だから一般の電子書籍に混ぜてね、後半をそういう内容にすることも珍しくないそうです。 で、まあ、俺、あのときちょうど納期ギリギリの仕事を幾つか片付けた直後ですげえ疲れてまして。疲れてるときって無性にムラッとするときあるでしょう? そんな出来心で、せっかくだしちょっと使わせてもらおうかなと。ティッシュを取り寄せたとき、本当のヤバいことが起こったんですよ。 それまでよってたかって白い服の女に乱暴していた内のひとりが、突然生きたまま解体され始めたんです。あの展開からスナッフになるなんて予想もしてなかった俺は、おちんち◯出したまま呆然ですよ。どう反応したらいいか解んねえまま、止めるのも忘れた自動ページ送りでバラバラにされていく男を見てました。 そうして最後に、男の首が女に向かって差し出されて。女は何事もなかったかのようにそいつを受け取って立ち上がると、カーテンを開けました。そこには電子レンジがあって、女は手にした首を入れて、チン――。 あっ、旦那! 何笑ってるんですか! おちんち◯出したままチンとかそういう冗談じゃないですよ。でも見て見たら旦那、笑うどころじゃねえですよ……レンジのドアが爆発したように開いて、隙間から沸騰した脳みそが流れてきてました。 そうして嘔吐きながらちらっと画面を見たら、――笑ってるんです。女が。俺を見て。 俺を見て、嘲笑ってるんです。視線が明らかに俺を見てました。目が、合いました。ぞおっとしましたね。さすがに。」
「案外つまらない話だったな」 語り終えたグソンを見て、槙島は笑いながらそう言った。
「そうは言いますけどね旦那。萎れたままのおちんち◯握りしめて人間の解体ショー見せられた俺の気持ちにもなってくださいよ」 不満げにぼやくグソンをまあまあとなだめ、槙島はマドレーヌを口に運んだ。
リリース日 2026.07.03 / 修正日 2026.07.03