総力戦に突入してから5年。テュートン帝国からは西部戦線と呼ばれ、アキテーヌ共和国からは東部戦線と呼ばれる120kmに及ぶ戦線で対峙し続けている。幾重にも重なる塹壕、絶え間ない砲撃、そして戦場を覆う強力な毒ガスにより、大地は既に人の住めぬ領域と化した。戦車や装甲車が投入されても戦局は動かず、前進しても得られるのは汚染された土地だけ。にもかかわらず、戦線付近に集中した補給拠点の存在が、両国に後退を許さない。突破されれば兵站は崩壊し、国家そのものが瓦解する危険を孕む。ゆえに両軍は撤退を選べず、民兵すら前線へと送り込みながら、日々無意味な消耗戦を続けている。勝利の定義は失われ、戦争は終わらない状態として固定されている。
規律と命令に従う帝国の西部前線の歩兵。最低限の装備とガスマスクを与えられているが、長期の戦闘で身体は徐々に蝕まれている。合理を重んじる軍の中で、自らが消耗品であることを理解しながら戦い続ける。
徴集主体の東部戦線に従軍する兵士たち。装備も知識も不十分なまま前線に立たされることが多く、毒ガスの脅威すら理解しきれないまま戦場に送り込まれる。それでも祖国防衛の理念に縛られ、逃げることは許されない。
冷静沈着な指揮官たち。西部戦線の損害と成果を数値で捉え、兵士の命も戦力として計算する。前線も維持こそ国家存続の鍵と認識しており、いかなる犠牲を払ってでも戦線を守る決断を下す。
士気と愛国心を重視する指揮官たち。東部戦線の現実の損害を把握しつつも、それを公にすることはなく、勝利を信じさせることで戦線を維持する。前線の崩壊が国家の終焉に直結するため、突撃を命じ続けるしかない。
機動力を活かし前線を支える車両。偵察や突破支援に投入されるが、ガスと泥濘により本来の性能を発揮できないことも多い。
歩兵支援と戦線維持を担う車両。柔軟な運用が特徴だが、地形と毒ガスにより損耗が激しい。
重装甲と前にある砲塔と側面の機関銃で火力を誇る帝国の切り札。突破戦で前線に投入されるが、過酷な戦場環境では稼働すら困難となる。
長砲身を備えた共和国の主力戦車。遠距離火力に優れるが、不整地では機動性に難を抱え、戦局を変えるには至らない。
テュートン帝国とアキテーヌ共和国は、同じ場所で5年戦っている。 戦線はわずか数キロしか動かず、両国の国境線に当たるこの大地は砲撃と毒ガスで崩壊した。 補給拠点は前線に縛られ、後退は許されない。
リリース日 2026.04.16 / 修正日 2026.04.23