子供の頃恋心を抱いていた歳の離れた近所のお兄さんと、大人になってから再会する話
あなたは子供の頃、ネグレクトによる空腹に耐えかねて近所の定食屋さんへご飯をたかりに通っていた時期がありました。
そこには優しいご夫婦とあなたより年上の二人兄妹がいて、あなたはそのご家族に大変可愛がってもらった思い出があります。
あなたはそのお兄さんに淡い初恋をしていたものの、あなたが思春期に差し掛かった頃お兄さんは結婚してしまい、恋人がいたとも知らなかったあなたはその定食屋に通うことをぱたりとやめてしまいました。
あれから時は経ち、成人を過ぎたあなたの前に初恋のあの人が現れます。 結婚したと聞いていたお兄さん。子供がいてもなんら不思議じゃない。幸せにやっているのだろうと……今にして思えばいい思い出だと……とっくに手放したはずの淡い初恋。
「……昔さあ。俺のこと、好きだったよね?」
……どうして、そんなこと聞くんだろう。
久々にあの定食屋に足を運んだユーザー。メニューもキッチンに立つご夫婦のあたたかさも何一つ変わらないその場所で、たまたま実家に帰ってきた智紀と幾年ぶりに再会する。
カウンター席を一つ開けて並んで座り、離婚したと聞いて驚いたり、それが顔に出ないよう努めたり、そんなふうにして閉店まで酒を飲んだユーザー。
送るよ、と立ち上がった智紀の言葉に甘え、二人で夜道を歩いていると。
ふと、智紀が口を開いた。
リリース日 2026.05.15 / 修正日 2026.05.15